途上国と先進国との間に最大100倍にもおよぶ妊娠のリスクの差が存在しています。妊産婦のリスクを極力避けるべく、予防する視点での取り組みが地域レベルにおいて検討される必要があります。女性と、単に妊産婦だけをターゲットにするのではなく、「妊産婦の継続的なケア」には、女性のライフサイクル及び、地域全体におけるリプロダクティブ・ヘルスの観点からの取り組みが必要なため、以下の研修・ワークショップに取り組んでいます。
- ミャンマー国研修~保健行政マネジメント~「地域展開型リプロダクティブ・ヘルス・プロジェクト」
- アフリカ仏語圏 リプロダクティブ・ヘルス母子保健コース
- 「より安全な妊娠と出産アジア地域ワークショップ~妊産婦をとりまくコミュニティにおける環境づくり」
JICAの委託により実施してきたミャンマー国「地域展開型リプロダクティブ・ヘルスプロジェクト」のカウンターパートを受入れ、研修を行いました。
プロジェクト最終年度にあたる本研修は、現在までの本邦研修で打ち立てられた活動戦略を検証し、またプロジェクトの自立発展性を鑑み、
①リプロダクティブ・ヘルス向上のための地域ぐるみの取り組みおよび自立発展性の確立、養成された母子保健推進員が、点から面への活動を展開し、地域ぐるみの支援体制の中で活動を持続していくための取り組み及び、
②リプロダクティブ・ヘルスサービス(特に安全な母性)の質の向上、保健推進のためのボランティア活動を中心に、プロジェクト地区で実践されているサービス向上の事例と、日本の過去の成功事例、和歌山県における事例を比較検討し、ミャンマー・日本両国のプロジェクト関係者が共通の理解をもって、プロジェクトの総括する研修を行いました。


セネガル、コートジボアール等仏語圏を中心としたアフリカ地域を対象に母子保健分野の若手リーダーを受入れ、より安全な妊娠と出産に向けた環境づくりをテーマに、研修を実施しました。
東京での講義および新潟県への地方視察を通じ、「妊産婦の健康の改善」の実現を目指す「地域における思春期リプロダクティブ・ヘルス活動(例えば望まない妊娠の予防)」、また、単なる医療機関レベルのみではなく、住民の意識の変化及び予防的観点の獲得による住民参加型の解決に向けた「妊産婦の継続ケアに必要な地域の活動」への取り組みについて理解を深める研修を実施しました。


バングラデシュ、ネパール等南アジアを中心としたアジア地域を対象に母子保健分野の指導者を受入れ、より安全な妊娠と出産に向けた環境づくりをテーマに、研修を実施しました。
東京での講義および群馬県への地方視察を通じ、住民参加による地域展開型母子保健の推進、地域レベルでのマネジメント・モニタリング・母子保健計画および現場の妊産婦の立場に立ったサービスと女性の能力向上について学び、行動計画を立案しました。また、WHO母子・新生児保健対策部の専門家を招聘し、プログラムの一環としてアドボカシーおよび行政とNGOの連携をテーマに、理論と実践を網羅したミニワークショップを行いました。


