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若者にリプロダクティブ・ヘルスの情報とサービスを届ける

地域保健の拠点として

「今、ベトナムでは、若者の中絶件数が増加しています。これは、若者が意図しない妊娠をしている結果です。若者が今必要としているもの、それは、情報とサービスにアクセスできることです。しかも、気軽で、かつ“恥ずかしくない”方法で…」(IPPFベトナムのスタッフ)

都市部では経済発展の著しいベトナムですが、リプロダクティブ・ヘルスの状況は地域間格差が大きく、リプロダクティブ・ヘルスに関する教育や情報・質の高いサービスの不足など、まだまだ多くの課題が残されているのが現状です。中でも、刻々と変化する社会環境の中で大人になる準備をしている若者世代に対する取り組みは、最優先課題のひとつであると言えます。

ジョイセフでは2002年より現地のNGO、IPPFベトナムと協力し、国内の2省3郡において地域ボランティアの育成を中心とした母子保健推進の活動を行ってきました。ボランティアは、マイクロクレジット活動を通じて資金づくりをしながら、啓発教育、カウンセリングなどのサービスを提供する活動を継続しています(⇒活動の詳細はコチラ:ベトナム農村地域における「母子保健・家族計画プロジェクト」)。

この活動を通じて培われたIPPFベトナムとの連携をもとに、2011年からは、ハノイから南へ約100キロの位置にあるナム・ディン省ナム・チュック郡内のコミューンをプロジェクト地区として、未婚者を含む15~30歳の若者を対象に、新たな活動を展開する計画です。

時代の変化に伴って若者の性行動は低年齢化しており、意図しない妊娠や性感染症の罹患など、若者は多くのリスクに直面しています。一方で、リプロダクティブ・ヘルスの教育・情報やサービスは“既婚者に提供するもの”という考えや風潮が根強く、プロジェクト対象地区も例外ではありません。

プロジェクトでは、若者ボランティアの育成を通じて、若者が若者に対して同じ目線で悩みや正しい情報を共有する啓発活動を展開します。また、IPPFベトナムが実施するモバイルクリニックの活動を強化し、若者に必要な情報・サービスが届く仕組みづくりを進めていきます。

クリニックスタッフたち

ナム・ディン省のピア・エデュケーター(若者ボランティア)