ティンガティンガアートでタンザニアの母と子の命を救う
ダルエスサラーム市郊外にあるティンガティンガ村
ティンガティンガ・アーティスト組合長のタデイ・ペラさん(右)と画家のオマリー・フッシさん
ラティファ・キビラさん (25 歳 )19 歳の時から 2 人の兄と一緒にティンガティンガ村で絵を描いている。父親が病気で亡くなり母親と兄弟とダルエスサラームに来たが母親に仕事がなく、生計を立てるために弟子入りした。
アフリカ大陸の東部にあり、赤道のすぐ南に位置するタンザニア連合共和国は野生動物の宝庫です。そして世界に誇る独創的ポップアートのティンガティンガ絵画の発祥の地です。ジョイセフは 1998 年にタンザニア・ダルエスサラーム市の郊外にあるティンガティンガのアーティストたちが多く集まるティンガティンガ村を訪れました。そしてティンガティンガ・アーティスト協同組合の画家たちと話をして、ジョイセフの「ティンガティンガアートでタンザニアのお母さんと赤ちゃんの命を救おう」キャンペーンに応援をしてもらうことになりました。ジョイセフは、ティンガティンガの原画の販売やティンガティンガアートを使った絵はがき、マウスパッド、スクリーンセーバーを支援者にご利用頂き、その収益金を現地の貧しい村々の母子保健活動に直接還元しています。ティンガティンガ・アートの画家たちは貧しい村の出身者の出稼ぎが多く、ジョイセフの活動の目的と趣旨を十分に理解し、協力しています。 ジョイセフは、 1983 年にタンザニア・キリマンジャロ州でタンザニア家族計画協会と連携してお母さんと赤ちゃんの健康と命を守る活動を始めました。そして現在では、キリマンジャロ州の他に、モロゴロ州、ムワンザ州、マラ州、シンギダ州に広がり、母子保健・寄生虫予防・栄養改善・健康教育を統合した活動を、無医村で生活をする 100 万人の極度に貧しい村人を対象に持続的な活動を行っています。 アフリカは常に砂漠、飢餓、貧困というイメージで多くが語られます。一方、ティンガティンガアートの画家たちは世界に誇るトップレベルの資質と才能があります。この素晴らしいタンザニアの芸術を日本に紹介し、アフリカ・タンザニアへの関心を高め、タンザニアの非常に高い妊産婦死亡と乳幼児死亡を減らす啓発活動と母子保健活動に繋げるプロジェクトが「ティンガティンガアートでタンザニアのお母さんと赤ちゃんの命を救おう」キャンペーンです。現在、 68 名のティンガティンガ・アーティストが加わる「クラフト & ティンガティンガアート・プロモーション・ソサイアティ」と呼ばれティンガティンガ・アーティスト協同組合の画家たちとジョイセフは協力してティンガティンガ国際協力キャンペーンを展開しています。 ジョイセフのスタッフが 1998 年にティンガティンガ村を訪ねた時は、アーティストたちは粗末な破れたテントの中で絵を描き、訪れるお客に絵を売って生活をしていました。急に雨が降り出すと、丹念に描いた絵は雨水に濡れ、台無しになってしまいました。 ジョイセフがティンガティンガアーティストに日本でティンガティンガアートを活用して「タンザニアのお母さんと赤ちゃんの命を救おう」キャンペーンをしたいと話しをした時、当時のクラフト & ティンガティンガアート・プロモーション・ソサイアティの組合長は、「今まで多くの外国人がこのティンガティンガ村を訪れました。でも、このような社会的に役立つ話を持ち込んでくれたのはジョイセフが初めてでした。私達は今でも生活に苦しいアーティストですが、命を落としている同じ国の村人や子どもたちの命を救うために役立つことができるのは非常に嬉しい。」と賛同してくださいました。 ジョイセフはティンガティンガ村で合計 958 枚を買い、その収益金でティンガティンガ・アーティストの粗末なテントには雨と強風を防ぐトタン製の屋根を付けることができたと喜ばれています。 支援者がティンガティンガ・アイテムを買い、その収益金は、タンザニアの母子保健事業に還元されています。これまで母子保健情報センター、若者に思春期保健のサービスを提供するユース情報センターと無医村での診療所の建設、医薬品の供与をしました。これらの活動により、お母さんと赤ちゃんの命が救われ、緊急の場合でも医者に診てもらうことができたと村人から感謝されています。これらの施設は草の根の保健ボランティアが活動をする大切な拠点にもなっています。
皆様のティンガティンガ・アイテムのご利用で以下の事業を実施することができました。
2001 年度還元額: 701,782 円 ブヒンビ診療所の建設支援(ムワンザ州マグ県)
1. 10 校の小学校への応急処置用品および薬品の配付(ムワンザ州マグ県、センゲレマ県) 2. 3校の小学校へのサッカーボール、バスケットボールの配付(ムワンザ州マグ県、センゲレマ県) 3. 家族計画普及員ボランティアの活動を支えるために収入創出活動グループへの小規模無担保貸付金の提供
2004-2005 年度 還元額: 214,276 円( 2,116,240Tshs ) 無医村でのブヒンビ診療所の建設のための資材の提供(ムワンザ州マグ県) 2006 年度 還元額: 332,462 円( 3,374,400Tshs ) 1.無医村でのカズンズユース母子保健情報センター建設(ムワンザ州センゲレマ県) 2.ブフンビ診療所のソーラーパネル設置(ムワンザ州マグ県) 3.無医村でのムフンブウェ診療所医療従事者のための宿泊施設建設(モロゴロ州モロゴロ県)