「はじまりは、日本の戦後の家族計画普及と母子保健向上の経験から。途上国の住民、とくに妊産婦や女性のひとりひとりの視点に立って支援をすること、それがジョイセフの活動の基本です。」
ジョイセフは、日本生まれのNGOだからこそできる草の根での支援を行なっています。国や地域、住んでいる環境が異なれば、当然村人のニーズも変わります。そのニーズや抱えている課題に合わせて戦略を立て、国連機関や国際機関はもちろん、地域の行政と連携して支援プロジェクトを進めています。
「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」の理念に基づいて、どこに住んでいる人も、安心して安全な妊娠、出産ができるように、すべての妊娠が望まれた妊娠であるように、そして妊娠や出産で命を落とす女性たちが1人でも減るように、3つの支援活動の柱でプロジェクトを行なっています。

1、人を育てる支援
日本の専門家(医師、助産師、保健師、看護師など)が現地に入り、分娩介助や産前産後の健診、HIVの検査などの直接的支援をするだけでは、その場限り、その時だけの支援で終わってしまいます。
ジョイセフは、設立以来ずっと、それぞれの地域で活動する専門家や保健活動をする人たちを育成することを主にやってきました。ジョイセフのトレーニングによって、地域住民の意識を正しい方向に変え、彼らが専門スキルを身につけ、適切な処置、行動をとることで、支援は普及し、地域に根付きます。
(どんな人材を育てているの?)
- 保健医療に携わるスタッフ
- 地域のボランティア(母子保健推進委員)・村長はじめとする住民
- 政府関係者(保健省など)・地区組織・NGO
- 日本人専門家
2、物の支援
3、アドボカシー(政策提言)
ジョイセフの、日本国内でのアドボカシーの歴史は長く、これまでの経験と実績は、国際機関からも評価されています。ジョイセフが設立した翌年の1969年には、日本政府に対して積極的に働きかけ、UNFPAやIPPFなどのリプロダクティブ・ヘルス分野で活躍する国連機関や国際機関への拠出を促しました。この拠出(ODA)は、今なお続いております。
日ごろは、日本の国会議員やマスメディアを対象に、世界の人口問題やリプロダクティブ・ヘルス/ライツに関する知識と理解を深めるため、勉強会やセミナーを開催しています。アジアにおける保健分野のリーダーNGOとして、国連や国際組織が開催する国際会議にも積極的に参加し、日本の議員やマスメディア、NGOネットワークに対して働きかけをしています。
リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)
リプロダクティブ・ヘルスとは、妊娠・出産のシステムおよびその機能とプロセスにかかわるすべての事象において、単に病気がないあるいは病的状態にないということではなく、身体的、精神的、社会的に良好な状態(well-being)にあることをいいます。(WHO)
プロダクティブ・ヘルスには以下のことが含まれます。
- 人々が安全で満足のいく性生活をもてること
- 子どもを産む可能性をもつこと
- 子どもを持つか、持たないか、子どもを持つならいつ、何人産むかを決める自由を持つこと
- 男女ともが、自分の選んだ、安全かつ効果的、また安価で利用しやすい出生調節法についての情報を得、またその方法を入手することができること
- すべての女性が安全な妊娠・出産を享受でき、カップルが健康な乳児をもつための、適切なヘルス・ケア・サービスを入手できること。
リプロダクティブ・ヘルス向上のための主な取り組み
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