妊産婦の健康改善ワークショップ ~7カ国から14人が参加~

2016年7月5日

  • 活動レポート
  • 人材養成

ジョイセフが2013年からJICAの委託を受けて実施している研修「妊産婦の健康改善」。いまだに多い妊産婦死亡を減らすために行われているもので、2016年は5月19日~6月10日、アフガニスタン、ガーナ、ケニア、タジキスタン、フィリピン、ミャンマー、ラオスの7カ国から、14人の医師や助産師、行政官たちが参加しました。約15日間の研修で、日本や世界の母子保健の取組みを、講義、討議、視察を通じて学び、現在の自分たちの活動を強化するためのアクションプランを作成しました。視察では、妊産婦への質の高いケアを提供している葛飾赤十字産院や、セクターを越えて包括的に地域でさまざまな妊娠、出産、子育て支援を展開している静岡県などに訪れました。一部の参加者の感想をご紹介します。

  • ナジバさん

    ナジバ・ザファリさん(アフガニスタン)
    公衆衛生省リプロダクティブヘルス局に勤め、助産師でもあり、助産師のための教育プログラムも担当しています。今回の研修では、妊産婦だけではなく、若者を含めた「クライアントフレンドリーサービス」が印象に残りました。静岡県三島市保健センターでの3カ児健康教室では、子どもや親に読書を教えるスタッフまでいたことに、とても感心しました。
  • ホーさん

    ホー・シドゥアさん(ガーナ)
    NGO「カトリック救済サービス」の妊産婦プロジェクトコーディネーターをしています。主に、妊産婦と子どものエンパワーメントプロジェクトの担当です。ヘルスケアサービスを効果的にするための静岡県のコミュニティレベルでの戦略や、引退した助産師の活躍はとても参考になりました。帰国したら、引退した助産師さんが活躍できる場を私の団体でも作るべく、働きかけたいです。
  • シンシアさん

    シンシア・シタ・マシアさん(ケニア)
    保健省の郡リプロダクティブヘルス家庭保健局のプログラムマネジャーで、医師です。日本の妊産婦と子ども支援の取組みはとてもよく機能していると思います。ケニアでは、残念ながら、人材不足、資金不足、政治の問題など多くの課題があり、ここまで機能するのは難しいと思います。でも、産前健診に女性が来られるような仕組みづくりや、静岡県で学んだパパママクラスなど、きめ細やかな対応に向けてできるところから改善のために実践していきたいです。
  • ヴィモンラスさん

    ヴィモンラス・シンハラさん(ラオス)
    保健省ヴィエンフォーカ郡母子保健課の職員で、産科医です。医師への指導もしています。研修では、両親学級や5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)の取組みが印象的でした。ラオスでも、産前産後健診を拡充させ、もっとクライアントフレンドリーにして、利用者の満足度を高めたいです。そうすれば、受診する人も増え、住民の健康の改善につながると思います。
  • 研修では、G7の首脳宣言でも達成に向けたコミットメントが示された「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」や、2030年までに達成すべき目標を示した「持続可能な開発目標(SDGs)」など、グローバルな動きを学ぶセッションもありました。ジョイセフ一同、研修した皆さんが、帰国後、活動計画の実施を通してますます活躍されることを願っています。

    活動の様子(写真)

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