ヘアケア情報

  • 勝部まゆみの珈琲の時間

2018.4.25

朝の通勤電車の中では、だいたい大人は無言です。近頃はスマホを見ている人が多いけれど、通勤時に連れ立っている人が少ないからでしょう。時々話をしている人がいても、意識に入ってくることは、まずありません。

でも、そこに、ランドセルを背負った子どもたちが3~4人集まると、ちょっと面白い会話が始まります。ある日に耳にした、小学校低学年の子どもたちの会話。

「僕なんかさ!頭を洗って、タオルでパッパッと拭いて、そのまんまだぜ!」と男の子。もちろん、これ、自分のワイルド?な洗髪後の行動の自慢だということは、その口調で良くわかります。
「え~、そんなのダメ。」と速攻否定の女の子。「あのね、髪を洗ったあとは、ちゃんと、ドライヤーで乾かさないといけないの!」
「僕なんかさぁ、タオルで拭いてパッと終わるんだぜ!」と、男の子は、さらに自慢。
「あのね!髪の毛を洗った後はね、乾かさないとね、キュ…、キューティ…、キューティクル、がね、髪の毛のキューティクルがだめになっちゃうの!」なるほどね。お姉さんやお母さんと、そういうお手入れの会話をしたのかな。
すると、ようやく自分の自慢の「髪」対応が否定されていることに気づいたらしい男の子は、「キューティクル」という、明らかに初めて聞く単語に、言葉を失い、戸惑い、黙する以外に術なし。

でもね、そう遠くない将来、髪のお手入れをするときが、君にも来るような気がします。

その会話を聞いてから、それまで時々、男の子と同じように洗った髪は自然乾燥に委ねていた私は、ドライヤーで乾かすことを心がけるようになりました。