日本での海外の指導者向け研修
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日本の母子保健から学ぶ~日本からの発信!

戦後母子保健を急速に改善した日本の経験から学ぶための研修コースを開発途上国の指導者(中央政府、地方政府、専門機関の行政官、NGO関係者等)を対象に実施しています。
SRHRに含まれる重要課題をテーマとして「妊産婦の健康改善」「母子栄養改善」「プライマリーヘルスケア」「思春期保健」「母子継続ケアとUHC」などに取り組んでいます。

過去の研修リスト
  • アフリカの妊産婦と女性の命を守る~
    持続可能なコミュニティ主体の保健推進プログラム
    4カ国合同本邦研修(武田薬品工業株式会社グローバルCSRプログラム)
    対象国・地域:ケニア、タンザニア、ザンビア、ガーナの家族計画協会プロジェクト担当者、中央政府及び地方自治体の行政官、国際家族計画連盟アフリカ地域事務局技術オフィサー13名
  • ザンビア共和国 ワンストップサービスサイトによる生涯を通した女性の健康づくりプロジェクト本邦研修
    (日本NGO連携無償資金事業)
    対象国・地域:ザンビア国保健省、州保健局、郡保健局の行政官及びザンビア家族計画協会事業担当者10名
  • 課題別研修「妊産婦の健康改善」(JICA委託)
    対象国・地域:アフガニスタン、バングラデシュ、ガーナ、ケニア、タンザニア、タジキスタン、ミャンマーの政府、NGOの母子保健従事者8名
  • 課題別研修「母子栄養改善」(JICA委託)
    対象国・地域:バングラデシュ、ボツワナ、カンボジア、ガーナ、ケニア、ラオス、マラウイ、ナイジェリア、パキスタン、ウガンダ、ジンバブエの母子保健、地域保健、栄養改善に関わる中央政府及び地方自治体の行政官及び病院勤務医師12名
  • 課題別研修「母子継続ケアとUHC」(JICA委託)
    対象国・地域:アフガニスタン、ガーナ、ミャンマー、タジキスタンの母子保健、地域保健に関わる中央政府及び地方自治体の行政官9名

研修参加者の声
ヴィヒドヴァ・ノザニンさん
タジキスタンドゥシャンベ市保健センター 産婦人科医

質の高い保健医療サービスが日本全国に行き渡っていることに感動しました。中でも、日本の母子保健推進員のボランティア精神に支えられた活躍があって、戦後日本の医療・保健活動がよい結果につながったことがわかりました。
タジキスタンでは人々の間で母子保健への関心が低く、特に地方では深刻な課題です。そのため、弱い立場にある妊娠・育児中の女性や乳幼児が適切な保健医療サービスを受けることができません。母子保健推進員がやりがいを見出している地域の家庭訪問などの活動が母子の健康を支え、両者にとって有意義なものとなっていることを学びました。帰国後はタジキスタンにも母子保健推進員活動を紹介し、母子保健への一般家庭の理解を深めることで、医療を身近に感じ、保健サービスを利用してもらえる環境づくりに努めていきます。