ジョイセフ新事務局長からごあいさつ

  • お知らせ
  • ジョイセフコラム

2011.9.1

ジョイセフの事務局長の鈴木良一でございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
まずは、ジョイセフはお蔭さまにて9月1日に「財団法人家族計画国際協力財団」から
「公益財団法人ジョイセフ」に移行登記を完了し、法人名を変更しましたことをお知らせいたします。
これを機に、ジョイセフ役職員一同新たな気持ちで途上国の妊産婦と女性の健康と命を守るためにさらなる努力を傾けてまいりますので、なにとぞ今後とも倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。  
よい機会ですので、新しいジョイセフの新しい定款における「目的」と「事業」を、以下にご紹介しましょう。

【目的】
本財団は、人口・保健分野における国際協力の推進を通し、世界の人々が、生涯にわたる健康とその権利を享受できる社会を実現するために、家族計画、母子保健、HIV・エイズ予防を含むリプロダクティブ・ヘルス・ライツ(性と生殖に関する健康と権利)の情報とヘルスケア・サービスを自らの意思により自由に選択できる機会を確保できることを目指し、人々の保健の向上と福祉の増進に寄与することを目的とする。
【事業】
本財団は、前条の目的を達成するため、次の事業を行う。
(1) 人口・保健分野の技術協力・人材養成事業
(2) 人口・保健分野の社会貢献活動の普及、支援者拡大及び寄贈品支援事業
(3) 人口・保健分野の広報啓発・提言事業
(4) 人口・保健分野の調査研究事業
(5) 人口・保健分野の緊急復興支援事業
(6) 人口・保健分野の国連機関・国際機関、各国の政府・NGO等との連携・協力事業
(7) その他、本財団の目的を達成するために必要な事業
2 前項の事業については、本邦及び海外において行うものとする。

なお、9月1日付で以下のような新体制となりましたのでお知らせいたします。
公益財団法人ジョイセフ
会長   明石 康 
理事長  近 泰男 
専務理事   石井 澄江 
常務理事・事務局長  鈴木 良一 
業務執行理事   高橋 秀行 
監事2名、評議員18名、理事15名、
事務局(常勤27名、非常勤8名、ボランティア・インターン約10名)
また、鈴木良一が同日付で石井澄江事務局長の後任として事務局長に就任いたしました。微力ではありますが、全力をあげて、「新しい」ジョイセフを目指して、事務局一同、誠心誠意取り組む所存でございます。
なお、このコラムを通して、さまざまな視点から発信してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。第1回目は少々硬い文章になってしまいましたが、次回からは硬軟取り混ぜて、全体としてジョイセフの活動や方向を綴っていきたいと思っております。
引き続きのご指導ご支援のほどお願い申し上げます。
(2011年9月 東京にて)
blog_import_5359f9ef45508
鈴木良一(すずきりょういち)プロフィール


公益財団法人ジョイセフ 常務理事・事務局長
愛知県生まれ。早稲田大学第一文学部(社会学専攻)を卒業後、1977年にジョイセフ入団。
 研修係長、プログラムオフィサー、総務課長、シニアプログラムオフィサー、広報部長、総務部長、事務局長補、事務局次長などを務め、一貫して開発途上国での人口・保健・リプロダクティブ・ヘルス分野の国際協力業務に従事。2011年9月より現職。1998年人口問題協議会事務局長に就任〔兼務〕。
 この間20余カ国へ長期・短期専門家として派遣され、アジア、アフリカ、中南米地域の、草の根での家族計画・母子保健を含むリプロダクティブ・ヘルス(RH)および保健システム強化、コミュニティー・エンパワーメント・プロジェクトの実践家として活動。GO/NGO連携、思春期保健、保健システム強化、地域展開型RHプロジェクトなどの技術協力をチームリーダー、技術協力専門家として実施してきた。
 また、1994年の国際人口開発会議(ICPD)をはじめとした国際会議や人口・リプロダクティブ・ヘルス関連の政府・JICA調査団にNGO代表として多数参加。また多数の大学で非常勤講師を務める。日本人口学会会員、日本家族計画協会会員。著作に『家族計画便覧2000―少子高齢化社会とリプロへルス』(共著)、『異文化との接点で―草の根協力の最前線から』(共著)、『バングラデシュを知るための60章』(共著)、『やってみようプライマリヘルスケア‐変わりゆく世界と21世紀の地域健康づくり・第3版』(共著)などがある。