【SRHR】私のからだ、私の生き方。
人生を左右するのに、教えてもらえない「性」のこと。若者と子どもたちが危険にさらされています。
「性」は人生を大きく左右し、命にも関わる大切なものです。それなのに、日本では十分な性教育が整っていません。
若者たちは、正しい知識や情報を得られないまま、意図しない妊娠や性感染症、性暴力の加害/被害や性搾取などの危険にさらされています。その結果、健康を損なったり、将来の可能性が狭められてしまったりすることが珍しくありません。さらに周囲から「自己責任」「自分に隙があるから」と言われ、こうした言葉や反応にいっそう追いつめられてしまうこともあります。
私たちジョイセフは、この現実を変えるために行動してきました。めざすのは、1人ひとりが性と生殖に関する正確な知識を十分に持ち、必要な医療やケアを得られて、からだと人生のことを自分の意思で選択できる社会です。
あなたの支援が、未来を変える。
自分と大切な誰かの未来を守るために、今、できることがあります。
1人でも多く、みずからの意思で生き方を選択する力を持てるよう、あなたの支援で、私たちの活動を後押ししてください。
性について正しく知ることで、救える未来がある。「あの時知ってよかった」と思えるように。
日本では、「性」に関わる教育が不十分です。 避妊や性感染症予防、性の多様性、身近な性暴力やDV、おたがいに尊重しあう「人権」など、 生きていくうえで必要不可欠な知識が、学校でも家庭でも十分に伝えられていません。
💬「ネットで調べるしかなかった」
💬「誰にも相談できなかった」
💬「知らないまま、取り返しのつかない経験をした」
💬「避妊に失敗したかもしれない。どうしよう」
こんな不安の声が、10代~20代の若者たちから次々と届いています。ジョイセフの独自調査では、若い男性が、ネット空間に氾濫するアダルト動画などで性の知識を得ているという実態もわかっています。
子どもを持つ親世代からも、💬「高校生の子どもに恋人ができて心配」💬「万一のとき、緊急避妊薬を手に入れる方法は?」💬「電車で子どもが痴漢に遭ったらどうする?」💬「性について子どもに知っておいてほしい、でも話しにくい」と、切迫した声が聞かれます。
「性に関すること」によって傷ついたり、不幸になるのではなく、「自分の性」とともに自分らしく、幸せに生きられるように。ジョイセフは、その未来をめざして具体的に行動しています。
ジョイセフは、すべての人が性や生殖について正しい知識を持ち、自分のからだと生き方について自分で選べるよう、教育・啓発・政策提言など、SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:性と生殖に関する健康と権利)を広げる具体的な活動を続けています
SRHRとは?
SRHRとは、「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:性と生殖に関する健康と権利」を意味します。具体的には、性と生殖について、私たち一人ひとりが適切な知識と自己決定権を持ち、自分の意思で必要なヘルスケアを受けることができ、みずからの尊厳と健康を守れることです。
一番大事なこと。それは、起きてしまう前の「予防」です。
性について誰にも聞けないまま、正しい知識やおたがいを尊重する人間関係など、大切なことを知らずに大人になっていく。その結果、意図しない妊娠、性感染症、性暴力、ジェンダー不平等といった問題に巻き込まれたり、同意を確かめずに性的行為に及んだために「加害者」になってしまったりすることがあります。
こうして、多くの人が思い描いていた未来とは違う選択を迫られ、苦しんでいるのが現実です。
だからこそ今、必要なのはーーーこうした事態が起きる前の「予防」です。
性について、正しく知ること。自分の健康と権利を守り、望むものを選び取る力を持つこと。 それは、すべての人に必要な「生きる力」です。
ジョイセフはそのための活動に取り組み、SRHRの推進に力を注いできました。
SRHRを推進し、1人ひとりが生き方を選択できる世界をつくるためにジョイセフが取り組んでいることは?
- 1. 若い世代が性について「自分事」として学べる場をつくっています
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中学・高校・大学・自治体などで、性やからだ、命についての正しい知識を学び、自分らしい生き方を考えるワークショップや出前授業を行っています。
- 2. 自分について考える教材を届けています
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自分用にカスタマイズできるノートや、ゲーム感覚で学べるカード、男性のSRHRにもフォーカスした冊子など、性や自分自身を考えるきっかけになる教材を制作し、出前授業やワークショップで活用しています。
- 3. 性教育を広げるために社会に働きかけています
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ジェンダーや人権もふくめて学べる「包括的性教育」を広げるため、自治体や国への提言や署名活動などを行っています。
- 4. 性について考えるイベントを実施しています
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若者が「性」や「自分らしさ」について前向きに考えるきっかけとなるフェスやイベントを全国で開催しています。
- 5. 若者の声が社会に届くよう応援しています
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性や生き方について自ら考え、自分らしい選択をしていくとともに、同世代への伝え手として活躍する若者をサポートしています。
- 6. 性と生殖に関する情報を発信しています
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公式サイトやSNSを通じて、性や体、相談先などの情報をわかりやすく紹介し、誰もが正しい知識にアクセスできるようにしています。
▶︎ SRHR特設サイトを見る
この活動をいっそう広げ、私たち自身、そして若い世代の未来を変えていくために、多くの力が必要です。どうか私たちとともに、未来を守る支援に参加してください。
📖 たとえば、月々1250円を1年間支援すると、オリジナル教材「SRHR NOTE」を1クラス(40名)に配付できます。
「SRHR NOTE」は、自分のからだ、パートナーとの関係性、セックス、性感染症、HPV/子宮頸がん、ジェンダー、セクシュアリティ、日本のSRHRに関する現状など、特に10-20代の若者に必要な情報を幅広く盛り込んだ1冊です。
🏫📖 1万5千円で、SRHR NOTEを中学/高校などの1クラス(40名)に配布できます。
🥳📖 5万円で、SRHR NOTEを1学年(3~4クラス:130名の場合)に成人式で配布できます。
✍📖 15万円で、生徒50人を対象とした出前講座(首都圏の1都3県の場合)を1回実施できます。
ジョイセフへの寄付は「寄附金控除」の対象となります。
たとえば、10,000円を寄附した場合、最大3200円が所得税から還付されます。
*「税額控除」と「所得控除」があり、ケースによって有利な方を選択できます。詳しくは税務署にお問合せください。*東京都にお住まいの方は、別途、個人都民税の寄附金税額控除が受けられます。