第30回松本賞 百枝幹雄氏(東京都)に決定
2026.4.7
- HOT TOPICS
第30回松本賞選考委員会が3月26日に開催されました。
選考委員会委員ならびに過去の受賞者から推薦された候補者の功績調書をもとに、厳正な審査が行われ、社会福祉法人恩賜財団母子愛育会・総合母子保健センター・愛育病院院長 百枝幹雄(ももえだ みきお)氏(67歳)が受賞されました。

東京大学医学部医学科を卒業後、研修医時代から子宮内膜症を中心とする生殖内分泌学の研究に従事された百枝氏は、東京大学において医学博士号取得、米国国立衛生研究所(NIH)で専門性を高めました。
百枝氏は、子宮内膜症および月経困難症の治療薬の臨床応用を通して、革新的な治療薬開発に多大な貢献をされました。これにより、経口避妊薬ならびに子宮内膜症治療薬(LEP)が日本の女性医療における選択肢となりました。同氏は、子宮内膜症の予防や治療への社会的な理解を促進するために、医療現場や学会活動だけでは不十分だという強い信念のもと、学会、企業、行政、メディアと連携した「ウイメンズヘルス」の認知拡大に向けた啓発活動も牽引されてきました。女性の生涯にわたる健康向上のために、臨床・研究にとどまることなく活動された功績が高く評価され、今回の授賞となりました。
松本賞とは
一般社団法人日本家族計画協会の故松本清一会長の名を冠した顕彰制度で、日本におけるリプロダクティブ・ヘルス分野において功績をあげた第一人者に対して授与するものです。選考委員会は、日本家族計画協会、日本産婦人科医会、日本産科婦人科学会、日本生殖医学会、日本女性医学学会、ジョイセフの6団体で構成されています。