STOP性加害!――SHELLYさんと「あなたが加害者にならないでください」警告・啓発ポスターを制作
2026.9.3
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災害が起きると、避難生活や支援活動の現場で性暴力・性被害のリスクが高まります。ジョイセフがこれまで支援を行ってきた東日本大震災、2016年の熊本地震、西日本豪雨の被災地からは、「あの避難所での出来事が性被害だったと、後になって気づいた」「ボランティア活動中に性被害にあった」といった声が寄せられてきました。被害を受けたのは女性だけでなく、男の子からの声も届いています。
こうした声を踏まえ、今回の熊本地震支援にあたり、タレントのSHELLYさんの提案と協力のもと、「STOP性加害」を掲げる警告・啓発ポスターを制作しました。
「あなたが加害者にならないでください」
ポスターでは、「『手伝うよ』と無断で体に触れるのは加害です。必ず同意を!」というメッセージを冒頭に掲げ、次のような行為が性加害にあたることを具体的に伝えています。
- 無断での撮影・のぞき
- 勝手な接触
- 性的な発言
- 支援の「見返り」に性的な行動を求めること
また、「加害者はすぐ身近に潜んでいます」「軽い気持ちが犯罪になります」といった言葉で、加害は特別な誰かが起こすものではなく、日常のふとした言動の延長にあることへの注意を促しています。
被害にあった人へ、そして周囲の人へ
ポスターは、被害にあった人に向けて「1ミリも悪くありません」と伝え、安心して助けを求めてほしいと呼びかけています。あわせて、「あの人嫌だ」という子どもの直感を信じること、トイレや夜間の移動はできるだけ誰かと一緒に行うこと、違和感に気づいたら黙らず声を上げることなど、周囲の大人にもできる具体的な行動を提案しています。支援スタッフやボランティアも例外ではなく、対象に含まれることが明記されている点も特徴です。
広がる掲示と協力の輪
ジョイセフは、SNSでもポスターの内容を発信し情報拡散や、人が集まる公共の場でポスターの掲示を進めています。
今回のポスターの制作・掲示に協力してくれた熊本市男女共同参画センター「はあもにい」には、八代市人権政策課や現地で活動しているRIN(くまもと女性防災リーダー)のメンバーから、広く掲示したいとの相談が早速寄せられました。
また、被災地でこのポスターを届けた熊本県の男女共同参画センター「パレア」、くまもと・女性フォーラム、くまにじ、熊本YWCAなどの団体からも、「掲示や普及に協力したい」とありがたいお申し出をいただいています。
被災地のニーズに応えることができ、ジョイセフとしても、このポスターを制作して本当に良かったと感じています。一枚のポスターが、支援の現場を越えて、性加害を許さない意識を地域全体に広げるきっかけになっています。
被害を生まないためには、一人ひとりが自分の身を守るだけでなく、そもそも性加害を生まない、許さない環境をつくることが欠かせません。ジョイセフは、こうした取り組みを平時からの防災対策の一つとして、日本国内のさまざまな場所で常時掲示されるようになることを展望しています。
災害時にも一人ひとりの尊厳が守られる環境づくりに、ジョイセフはこれからも取り組んでいきます。

熊本県内で配付、掲示にご協力いただいているみなさま
熊本市男女共同参画センター(はあもにい)

右から、榊さん、藤井さん(RIN代表)、吉田さん(館長)、ジョイセフ小野、(手前)平野さん(DPI日本会議議長)
LGBTQ+支援 くまにじ

吉村さん(中央)、左右はジョイセフスタッフの柚山と小野
熊本県男女共同参画センター(パレア)

左から:田中さん、反後さん、ジョイセフ小野、岩田さん(熊本県議会議員)、伊藤さん
熊本県民主医療機関連合会(熊本県民医連)

右手前から、中山さん、川上さん、堀江さん(全日本民医連;オンライン参加))、ジョイセフ小野、柚山
熊本県助産師会

左から、西田さん、坂梨さん(会長)、田口さん、加治さん、古庄さん