母の日を終えて (ジョイセフ石井事務局長からのご挨拶)

2011年5月9日

  • お知らせ

母の日を終えてご挨拶を申し上げます。

今年、このような悲しみに満ち満ちた母の日を迎えることになるとは、夢にも想像しておりませんでした。
ジョイセフは今まで43年間、途上国の仕事を通じて、次の世代の命を紡ぐために、自らの命を落としてしまう女性たちを一人でも多く助けたいと活動を続けて参りました。そのジョイセフが設立以来初めて日本国内の支援をしています。それは、自分たちの活動基盤である祖国日本で、こんなにも多くの被災した女性と妊産婦がいることに、目をつぶることができないからです。

支援活動の一環として、ジョイセフは今まで私どもにお寄せいただいた義援金(4月30日現在で3500万円)を震災発生から今年一杯に出産をされた、または今後出産される被災者の皆さまにお渡ししながら、世界中からのお祝いの気持ちをお伝えしていきたいと思います。この義援金は日本全国だけでなく、広く世界中から寄せられたものです。世界中の人たちからの思いとエールを込めた義援金。これをジョイセフは「ケショ (Kesho)」と名付けました。ケショとは、アフリカで広く使われているスワヒリ語で「あした」を意味します。被災された妊産婦さんにとって、生まれてくる赤ちゃんにとって、一日一日がよりよい「あした」になりますように、その思いが込められたものです。

東日本大震災で被災された女性や妊産婦の少しでも助けになりたい。誰もが切実に思っていることです。しかし、それは長期にわたる支援が必要になります。数カ月で、または数年で片付くものではありません。必要とされる時にいつも女性や妊産婦に寄り添ってくれる人々、それが地元の助産師さんたちであり、産婦人科の医師を含む医療従事者の皆さまであると思います。ジョイセフは、この地元の助け合いの輪を側面支援しながら強めていきたいと願い、義援金の呼びかけ以外の活動も行っております。

2011年は、日本が世界で最大の被援助国になる年になりそうです。しかし、日本が、世界中からの支援を受け復興に向かう中、途上国ではひっそりと妊娠・出産で命を落とす女性たちが後を絶たないという事実を忘れることはできません。

ジョイセフの母の日のイベントは世界中のお母さんに向けたものです。皆さま、1年に1日だけでなく、「毎日が母の日」となりますようにご協力お願いいたします。

2011年5月9日
ジョイセフ 事務局長
石井澄江

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