思春期保健分野での新たなチャレンジ:ワークショップを終えて

2012年6月8日

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約1カ月にわたって実施してきた、平成24年度集団研修「思春期保健ワークショップ」が6月1日に終了しました。このワークショップは、ジョイセフが国際協力機構(JICA)の委託事業として実施している人材養成事業の一環で行われているものです。
私は、この日の総括討論、評価会、そして閉講式にジョイセフの代表として参加しました。アジア、アフリカ地域で思春期の若者の抱える課題の多さと複雑さ、ならびに取り組みの難しさなどを確認する一日となりました。
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今回のワークショップには、アジア・アフリカの9カ国13名、それぞれの国や地域の抱えた問題・課題に、一人ひとりが果敢に取り組んでいる様子を知ることができました。社会的・文化的また国によっては宗教的に、この年齢層への思春期教育や性と生殖に関する情報やサービスの提供が困難や障害の多いことが発表されました。
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それぞれの国の実情に合わせたアプローチが求められてはいますが、家族の了解や支援、地域社会のサポートなど、また保健セクターのほか教育関係者や機関からのバックアップを得るために乗り越える障壁は多数あり、大変挑戦的であると同時にやりがいのある仕事であるとの発表がありました。また、日本滞在中に、東京でのセッションのみならず、栃木県での思春期保健分野の多岐にわたる取り組みから多くを学んだとの報告もありました。
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私は、閉講式でのあいさつで、「皆さんは思春期保健分野でのそれぞれの国や地域でのパイオニアであり、チャレンジャー(挑戦者)です。皆さんの今日のご努力が思春期の若者の明日をさらに明るくすることになるのです」と、申し上げました。乳幼児でもなく母子保健の対象者でもない、10歳~19歳の思春期の人口は現在、世界で、18億人(WHO)で、世界人口(70億人)の4分の1を占める大きな人口グループとなっています。彼らに知る権利や自らの性と生殖に関する健康を含めた適切な情報やサービスの提供が求められています。
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その思春期保健の向上の第一線で日々尽力している政府・NGOからの参加者のこれからの取り組みをジョイセフとしてもバックアップしていきたいと思っています。
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(2012年6月、東京)

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