2014年 国際女性デー (3月8日)

2014年3月3日

  • お知らせ

©秋倉康介

©秋倉康介


3月8日は国際女性デーです。
唐突ですが、私はジョイセフの活動の根幹は「選択」にあると思っています。女性たちが教育を受け、知識と情報を持ち、自らの手で選択を行い、実施することができる。これがジョイセフが目指している世界です。

選ぶのは自分自身の健康であり、生活であり、未来です。ジョイセフの活動ではその中でも特に健康の部分に焦点が当たっています。
この記事を読まれるみなさまは恐らく、ご自分に熱があったり、怪我をしたりすれば、すぐ医師のところへ行かれると思います。子どもを持っている母親たちにとっては、なおさらのこと。一刻も早く医師の診断を受け、子どもや自分たちの健康を取り戻すための、行動をとると思います。

残念ながら途上国においては、医師に診てもらうのに夫やパートナーそしてその親たちの許可が必要で、しかも自分ではお金を持っていないため、必要な交通費すら出すこともできない状況におかれている女性・少女たちが、まだ多く存在しています。自分の体調がどんなに悪くとも夫やその親の許可なくしては医師はおろか、薬を買うことさえできません。このような状況にある女性たちにとって「選択」という言葉は、理解不能な外国語に聞こえることでしょう。

「選択」できるようになるまでには、長い時間と、環境整備が必要です。まず、女性や少女が教育を受ける必要があります。教育を受けて初めて情報を手に入れることも、理解することも可能になります。自分や子どもの状態から医者に行くべきかどうかの判断もすることができます。家人に頼み医者に行っても、自分や子どもたちの状態を言葉で説明することができます。また、医者の指示や、薬の飲み方なども理解できます。
女性たちは避妊の方法を理解し、いくつかの避妊方法の中から自分に最も合った避妊方法を相談しながら選択することができます。

女性・少女たちが「選択」をできるようになるまで、いくつものハードルを越えなければなりません。ジョイセフが途上国で行っている活動はこのハードルを一つひとつ超えていくことに他なりません。

また、途上国でなくとも被災地においても長期にわたりこの「選択」ができなくなります。東日本大震災から3年目を迎え、日本でも長いハードルを越えながら女性たちの「選択」を一歩一歩、確保しようと努力されているみなさまに対して心からの感謝を申し上げつつ、男性も女性もともに輝ける社会の実現を目指し、みなさまと国際女性デーを祝いたいと思います。

公益財団法人ジョイセフ
理事長
石井 澄江

国際女性の日(3月8日)とは?
 1977年、国連総会は各国に対し、それぞれの歴史、国民的伝統や習慣に沿うかたちで任意の日を「国際女性デー」と宣言するよう呼びかけました(決議32/142)。女性に対する差別撤廃と、社会開発への完全かつ平等な参加に向けた環境整備に貢献することが各国に期待されています。この国際デーは国連総会が宣言した「国際女性年」(1975年)および「国連女性のための10年」(1976~1985年)に引き続くものです。国連が3月8日を国際女性の日としたのは、国際女性年(1975年)のことでした。

国際連合広報センターページより抜粋

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