世界人口の推移を振り返る

2014年7月10日

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西暦元年の世界人口推計値は2億~4億人で、その後、長い期間をかけて19世紀初頭の1807年に世界人口は10億人に到達しました。
その後は下表の通り人口が急増。20世紀が「人口爆発の世紀」と称されたことはうなづけます。
現在でも、世界人口は10数年ごとに約10億人ずつ増加していることは注目に値します。
はたして、世界人口はどこまで増加するのでしょうか。
現時点の国連推計では、2083年に100億人を超えると予測されています。
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世界人口会議とジョイセフの基本姿勢
世界の人口推移と合わせて、ほぼ10年ごと開催されてきた、世界人口会議の経緯も見てみましょう。
それまで、専門家による人口会議はあったものの、世界人口が40億人になった年、1974年に初めての政府間会議である世界人口会議(ルーマニア・ブカレスト)が開催されました。そこでは、人口の急増に起因する人口問題が各国政府によって初めて認識され「世界人口行動計画」が策定された人類の歴史上、画期的な会議でした。
その後1984年の国際人口会議(メキシコ・メキシコ市)では人口増加抑制プログラムへの認識が高まり、家族計画を推進することに積極的な国々が増えました。その10年後に開かれた1994年の国際人口開発会議(ICPD、エジプト・カイロ)では、リプロダクティブ・ヘルスや女性の視点が議論され、新たな行動計画が採択されました。人口問題解決のアプローチが、人口というマクロの視点から、一人ひとりというミクロの視点へと「パラダイムシフト」が起こったと言われています。
その後、2000年にはミレニアム開発目標(MDGs)が策定され、2007年にはMDGs No.5 (妊産婦の健康の改善)に「リプロダクティブ・ヘルスの普遍的アクセス」が新たなターゲット(5b)として加えられました。
世界の人口問題の動きと並行して、常に住民や女性、またコミュニティの視点で社会を見ることから発想し、行動してきたジョイセフの基本姿勢は発足以来変わりません。
人口問題を国際的なマクロの視点で見つめながら、活動としては地域のニーズに合わせて、一人ひとりの視点からのサービスの提供を考えるミクロの視点からのアプローチを行うことに尽きると考えます。
ジョイセフでは、今後も「マクロを見つめミクロからのアプローチ」を提唱し、常に女性や若者の一人ひとりの視点に立ってさまざまなリプロダクティブ・ヘルス/ライツ推進の活動を推進してまいります。
(2014年8月、東京にて)

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