新年のご挨拶 「ジョイセフの挑戦 in 2015」

2015年1月1日

  • お知らせ

newyear2015

2015年はミレニアム開発目標(MDGs)達成期限の最終年であり、次期開発目標(Sustainable Development Goals : SDGs)の設定という重要な年です。 ジョイセフは、国連・国際機関、日本政府等と連携協力し2015年も妊産婦の命や健康を守る活動および女性のエンパワーメントを目指した活動を実施していきます。

2001年に193カ国と全国連機関が合意した「ミレニアム開発目標(MDGs)」が始動しました。 MDGsの設定によって国際社会がその達成に向けて統合されたコミットメントをもつことができたことは画期的でした。あれから15年が経過し、どれだけの成果が達成できたのかは、最終年の検証で明らかになります。

その中でも、私たちが特に高い関心を持っているのが、MDGs第5番目のゴール(MDG5)である「妊産婦の健康の改善」の指標です。今なお依然としてアフリカや南アジアなどの開発途上諸国を中心に、2015年までに1990年の妊産婦死亡率を4分の1にするというMDG5の目標値の未達成国が多数あります。2013年には世界で毎日約800人、毎年約28万9000人の女性が妊娠や出産が原因で命を落としているという現実が私たちに突きつけられています(Trends in Maternal Mortality:1990 to 2013, by WHO, UNICEF, UNFPA, World Bank and UN Population Division, 2014)。

さらに、近年、開発途上国においても疾病構造にも変化が起こっています。「感染症」から「非感染症」に変化しています。ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(Universal Health Coverage : UHC:WHOの定義では、UHCとは、すべての人々が基礎的な保健医療サービスを、必要な時に負担可能な費用で享受できる状態)が国際的に必要であることが確認されています。日本はUHCの先駆的な国のひとつとして、そのもつ知見を提供できる国として国際社会から期待されています。

ジョイセフは、戦後の母子保健向上のさまざまな経験をもつ日本生まれのNGOとして、半世紀以上の経験や技術等を開発途上国に提供して、草の根の人々と日本をつなぐ役割を果たしてきました。ジョイセフは、また、いつでもどこでも、必要な時に必要な人々に、手ごろな価格で家族計画の手段を手に入れることのできる仕組みづくりを実践してきました。すべての出産が望まれたものであり、また「中絶から避妊へ」の行動変容の拡大や性感染症予防も展開しています。

2015年、ジョイセフは、新たな気持ちで、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(RH/R)への普遍的アクセスの保証や女性のエンパワーメントを支援すべく挑戦してまいります。皆さまのさらなるご支援ご協力をよろしくお願いします。

公益財団法人ジョイセフ
常務理事・事務局長
鈴木良一

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