国連防災世界会議に向けて

2015年2月2日

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2011年3月11日の東日本大震災から4年目を迎える宮城県仙台市で、地球規模での防災のあり方を話し合う、第3回国連防災世界会議が来る2015年3月14日から18日にかけて開催されます。この会議を東北の地で開催する意義は大変大きいと考えます。ジョイセフでは、「女性の視点からの防災」をさらに訴えていきたいと思っています。

3・11で被災した方々の中に、多くの女性、そして妊産婦が含まれていて、彼女たちへの配慮が欠かせないことを私たちは被災者支援活動を実施する中で身をもって体験しました。女性のプライバシーや人権が無視された避難所、また女性や妊産婦の尊厳にかかわる支援物資の不足(生理用品や下着など)、被災したその日から、多くの問題が突き付けられました。

震災直後から、ジョイセフは、被災した方々、とりわけ妊産婦や女性に寄り添ってきたつもりではあります。しかし、いちNGOのできる範囲は限られています。多くの支援企業や支援者の皆さまの力をいただいて、緊急物資の支援から始まり、義援金の支給(ひとり5万円で2,403人に)、宮城県助産師会の助産師の皆さんと協力して妊産婦ケアやベビーマッサージ等被災したママたちの交流の場、みやぎ「助産師サロン」などの開催(24回)。

そして、被災したママたちの心のケアを目的としたリフレッシュ・ママクラスの開催(2年間にわたり東北3県18市町村で開催し、約500人が受講した)や女性のエンパワーメントを目指したジョイセフ・カレッジTOHOKU(東北の女性リーダー30人が参加した11回連続講座)など、また、インドネシア・アチェ州と東北の被災地の女性の交流などを通して、女性や妊産婦の皆さんの自尊感情を高め、元気づけ、さらにエンパワー(能力強化)することに努めてまいりました。

そして、いま、ステージは大きく変化しています。現在では、被災地の方々から、「被災地」とか「被災者」と呼ばれて差別的に扱われるのがいやなので、そう呼ばないでほしいなどの申し出をいただくことが多くなりました。大きな試練を乗り越えた女性として、大きく飛躍している方々が多いことに、皆さんと接するたびに、新たな感動すら覚えます。

今回の震災を通して、世界的な支援の広がりも記憶に鮮烈に焼き付いています。日頃、日本から援助を受けていた多くの開発途上国からの支援金が贈られてきたり、医療チームを派遣できるので、必要であれば言ってほしい等という、地球市民としての申し出も受けました。「お互いさま」という気持ちがひしひしと伝わってきたことを昨日のことのように覚えています。

ジョイセフでは、引き続き、被災地の皆さんの身近なニーズに合わせて、とくに「自立」や「エンパワーメント」に向けてのサポートを引き続き行っていく所存です。ご支援の企業団体、個人の皆さまのさらなるご支援ご協力をお願いいたします。

(2015年2月、東京にて)

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