持続可能な開発目標(SDGs):さらなるチャレンジ

2015年7月6日

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2015年で達成期限を迎える現在の「ミレニアム開発目標(MDGs)」は8つのゴールと21のターゲットで構成されています。2016年からは、新たに始まる開発目標である「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals (SDGs))」に引き継がれることになっています。
持続可能な開発目標に関する各レベルの会議では、2030年を達成期限として、17のゴールと169のターゲットについて各国間での交渉が続いています。そして2015年9月開催の国連特別総会において新たな開発の枠組みとして決定される予定です。
現時点の案でそのまま行けば、ゴールが8から17ゴールへ、そして、ターゲットが21から169ターゲットへと拡大されることになっています。
現行の8ゴール・21ターゲットであっても、各国で浸透するまでに相当の時間がかかったと記憶しています。それが2倍のゴール数、8倍のターゲット数となった場合、咀嚼し理解するだけでもさらに時間や労力がかかるであろうことは十分想像できます。そして単に数だけの問題ではなく、今回の枠組みは、社会開発や環境問題など、地球と人間に係る幅広く包括的な開発目標の設定となっています。これらを実際の活動レベルまで落として、関係機関や関係ステークホルダーに周知し、実施・モニタリングするとなると、実に気の遠くなるような時間と労力が必要となるのではないでしょうか。ましてや、全世界190カ国以上のすべての国々、地域、さらにはコミュニティレベルにおいて、共通に認知されるまでにどれだけのエネルギーが振り向けられるのかは想像もできません。
私たちジョイセフのミッションや活動項目と関連する、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRH/R)分野は、いまのところ2つのゴールのもとにターゲットとして入っています。「保健ゴール(目標3)」には、「家族計画も含むセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス・ケアサービスのユニバーサルアクセスの確保」、「ジェンダーゴール(目標5)」としては、「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス及びリプロダクティブ・ライツ」として組み込まれていますが、これも依然として議論されており、最終決定には至っていません。
ジョイセフは常に、これらの目標における女性の健康と権利の視点が揺らいではならないと繰り返しています。SDGsのような国際社会が合意した文書に、これらのキーワードや文言を継続することは、まさに私たちの使命であると考えています。ジョイセフは引き続きSDGsに関するアドボカシー活動を強化してまいります。  
(2015年7月、東京にて)

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