【アフガニスタン北部地震】 Preparedness(備え)から実践へ
IPPF緊急支援チームの動き

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2015.10.29

アフガニスタン北部で26日に発生したマグニチュード7.5の地震により、300人を超える多くの死傷者や家屋の倒壊が報告されています。(10月28日時点)
アフガニスタンとパキスタンの両政府は被災の全容の把握を進め、生存者の救出に取り組んでいますが、国際機関やNGOも震災直後から動き始めました。

ジョイセフの南アジアでの支援活動のパートナーとなる国際家族計画連盟(IPPF)南アジア地域事務所(SARO;所在地インド デリー)も、現在、両国のメンバー団体から地震による被害状況と緊急支援ニーズの確認を進めています。

SAROは、災害時にリプロダクティブ・ヘルス(RH)サービスを被災者、特に脆弱な立場に置かれやすい女性・母子に届ける緊急支援プログラム(Sexual and Reproductive Health Programme in Crisis and Post-Crisis Situations (SPRINT))の担い手でもあります。

SPRINTプログラムでは、いつどこで災害が起きてもすぐに対応ができるよう、災害へのPreparedness(備え)の観点から、アフガニスタンとパキスタンのメンバ―団体に対して、緊急事態初期に不可欠なミニマムなRHサービス提供(Minimum Initial Service Package (MISP))の研修を既に行っています。
(ジョイセフの緊急支援担当スタッフもMISP研修を修了しています。)

現在、SRPINTの緊急支援専門家チームは、アフガニスタン地震の被災地にいつでも飛んで、現場での緊急支援活動を指揮できるよう、スタンバイしています。

今後、SAROからの情報を見極めつつ、ジョイセフがどのようなサポートができるのか探って行きたいと思います。