今だからこそ平和を考える

2016年2月3日

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  • ジョイセフコラム

昨年、世界から日本に届くニュースを見聞きするだけでも、パリの同時テロ、マリのホテル襲撃テロ、ベルギーのテロ対策に対する厳戒態勢、チュニジアのテロ事件、シリア空爆の激化、ロシアとトルコの緊張など、世界では非常に危機的な出来事が連続しています。

世界の国々で内戦や国内問題を抱え、また隣国との課題を持っている国を思い浮かべながら世界地図をみてみると、改めてため息をついてしまいました。アフリカだけでも現在少なくとも8カ国以上が紛争国で、コンゴでは20万人の女性が性暴力(レイプ)を受けていると報告されています。

それと並行して、世界的な経済不振が続いています。
相当数の国々が不安定な政治的、社会的、経済的要素を抱えています。

職を持たない若者人口も世界で広がっています。とりわけ中国の経済不振が国際社会に与えている影響は大きいようにみえます。
また米国が世界の「警察官」の役割からおりて、いわゆる「重し」がなくなっていると見る専門家もいます。

私は日ごろから、平和は「祈る」ものではなく「創る」ものであると信じています。
そして、平和は、軍事力でなく外交力で勝ち取るべきであるとも考えています。

私は、アフリカやアジアの国々の農村地域に出向くことがたびたびあります。
そのたびに感じるのは、その国の指導者、政治家の対応のしわ寄せが、住民レベルに影響を与えているという現実です。

私なりに、現状を火山に例えると、表面には見えないのですが、多くの国々で、国民の怒りや不満が、マグマだまりに集まり噴火する寸前なのではないかとさえ思えてなりません。まだマグマだまりに余裕があるうちはいいのですが、早期に適切な手段を講じない限り、事態がさらに深刻になってしまうのではないかと懸念されます。

私は、日本は戦後70年にわたって平和を考え、創り上げてきた国として、平和の牽引役になれる国であると信じています。引き続き日本のリーダーシップに期待しています。

(2016年2月、東京にて)

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