2016年「母の日」に思う

2016年5月4日

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世界中、誰もが母親から生まれます。
しかし、新しい命を産み出す母親の命が、いまだに危険にさらされている国や地域が多くあります。

現在、世界では1日におよそ830人、年間に約30万3000人の妊産婦が妊娠や出産が原因で命を落としています(国連などの調べ)。99%以上が開発途上国の妊産婦です。そして、その多くの命は実は救うことのできた命だったと言われています。

妊産婦の出血等の緊急時に、医療施設に運ぶための決断が遅かったり(決断の遅れ)、医療施設までの搬送が遅れたり(搬送の遅れ)、また、辿りついたけれど医療ケアが遅れたり(医療ケアの遅れ)などがその主な要因です。

決断の遅れの背景には、ジェンダー(社会的・文化的性別)の問題があります。国や地域によっては女性への差別意識が根深くあり、女性の命が軽く扱われているのです。

私たちは、世界の妊産婦の命をひとりでも救いたいと活動しています。

今年も「母の日」には、できれば、アジアやアフリカの村の片隅で命を落とした多くの母親の一人ひとりの無念さを受け止めたいと思います。

2016年の「母の日」をあなたはどのように迎えますか。

(ジョイセフ常務理事 鈴木良一 2016年5月、東京にて)

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