熊本地震被災支援活動の進捗報告

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2016.6.1

4月に発生した熊本地震から1カ月あまりが過ぎ、被災地域ではライフラインの回復や仮設住宅の建設など刻一刻と状況が変わる中で、まだまだ日々恐怖と不安が続き、そして不自由な生活を余儀なくされている被災者が多くいます。

  • 5月の中旬、被災地に住む産後1カ月前後の母親のうち、5人に1人が「産後うつ」の疑いがあり、震災前に比べ2倍に増えたという報道がありました。産後の不安に続く長い余震のストレスが加わったことによるものであり、母親を孤立させない対策が急務になっています。

    ジョイセフは、産後うつを予防するスキルをもつ助産師による家庭訪問活動を通じ、産後うつ病の疑いのある母親の心的カウンセリングケアと育児相談活動を実施しています。
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それと並行して、助産師会と妊娠・出産・育児をサポートしている諸団体・グループと連携しながら、母親を孤立させない母と子どもの交流サロンの場を提供していきます。

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  • 同じ震災体験をされた被災されたお母さん同士の語り合いや癒しにつながるプログラムを実施、そして、専門的な立場から助産師による育児の相談などの活動を通じ、母親たちの心のカウンセリングケアを実施します。また、子どもたちが参加できるプログラムも用意する。子どもたちが笑顔のある母親たちの様子を見て、子どもたちの不安も少しずつ解消につながります。

    交流サロンの場に参加したお母さんたちの心のケアになる癒しキットを企業の協賛(ロクシタンのハンドクリーム・シャンプー他、THREEのフェイシャルパック、ドイツマリエン薬局のハーブティ)で用意しました。協賛をいただいた各社に改めて心より感謝いたします。

ジョイセフは熊本被災地の女性・母親たちのニーズに合わせた、押し付けにならない、そして一日でも早く笑顔が戻るよう、後方支援活動をしていきます。

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