新型コロナ感染から妊産婦を守る ~ザンビア農村地の女性たちによるマスク作り~

2020年5月7日

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ジョイセフは、2018年から株式会社リンク・セオリー・ジャパンの協力のもと、「女性の自立と健康の向上を目指したプロジェクト」を開始しました。事業地の母子保健推進員(SMAG)の女性たちは、ミシンによる裁縫の技術を身に付け、ジョイセフエプロンや妊娠シミュレーター(月経や妊娠の仕組み、家族計画が視覚的に啓発できる教材)のほか、学校や教会のユニフォームなどを製作・販売し、女性の収入向上を実現しています。

ザンビアでは2020 年3月に初めての新型コロナウイルス感染者が発見されたため、国を挙げてさまざまな予防策が打ち出されました。その一つが、公共の集会や交通機関(バスなど)でのマスク着用の義務化です。ザンビアの農村地では、マスクを販売する店もなく、また使い捨てマスクはとても高価で、入手がとても困難です。このような状況を受け、女性たちが集まってみんなでマスクの製作と販売を開始しました。マスクは、住民が購入できるような金額に設定し、1枚10クワチャ(約60円)で販売しています。これまでに98枚を完成させました(5月1日現在)。

完成したマスク

また、マタニティハウス(出産待機ハウス)に滞在する妊婦や疾患を持つ住民には、無料で配布しています。SMAGの女性たちは、マスクを販売するのに合わせて、マーケットなどで手洗いやマスク着用の重要性について住民への啓発も行っていく予定です。集まった資金の一部は、マタニティハウスの維持費としても活用します。

マスクを受け取ったイベットさん

マスクを受け取った妊婦のイベットさんは、「SMAGの皆さんがこのような形で私たちの健康をサポートしてくれたことにとても感謝しています」と語り、また、別の妊婦のピュリティーさんは、「このマスクが私と生まれてくる子どもを守ってくれると思います」と話しています。

ザンビアでは、農村地での女性SMAGたちの活動が、多くの住民の新型コロナウイルス感染症の拡大予防につながっています。

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