4H防災の日オンラインイベント『みんなの防災について語ろう!!』開催報告
- 緊急復興支援
- HOT TOPICS
- イベント
- レポート
2021.9.9
9月1日(水)に開催した防災の日オンラインイベントが無事終了しました。
当日は、助産師、保健師、防災士、企業、支援団体、個人、と様々なバックグラウンドから21名の4Hユーザーに参加いただきました。
ベビースマイル石巻代表の荒木さんからの「つながる~子育てと防災~」のお話をはじめ、参加者それぞれから、防災への思い、また、日々行っている子育てやママ・女性支援の取り組みにどのように防災をつなげるか、いろいろな工夫や実践事例を含めて共有していただきました。
参加者の活動拠点は、関東をはじめ、宮城県、静岡県、兵庫県、徳島県など様々でしたが、地域は違えど強い思いを持って防災に取り組むみなさんとこうしてつながれたことに感謝しますとともに、このつながりの輪を日本全国にもっと広げていきたいと強く思いました。
当日の様子について簡単に報告します。
NPO法人ベビースマイル石巻代表理事の荒木裕美さんより、東日本大震災の被災体験がきっかけとなり石巻で子育て支援を始めたこと、そして子育て支援と防災を近づけていきたいという思いで取り組まれてきた活動について伺いました。
荒木さんのお話から特に印象に残った防災の視点とキーワードについて、一部を紹介します。
- お母さんが元気になることが子どもたちも元気に
- 仲間とつながっている事が、ママと子どもを元気に、地域の元気にもなっていく
- 子育ての情報など、ふだんから情報を入手するためのつながりを緊急時に活かす
- 当事者ネットワークと地域が平時からつながり、緊急時の状況把握や情報・支援のマッチングに活かす
- 緊急時の気づきを平常時の子育て支援にも活かしていく
- 子育ての日常に防災をまぎれこませる
- ママが関心を持つことに防災の要素を取り入れる(参考:『ママと赤ちゃんを守るいしのまき流5つの出産準備』
- 被災の記憶を風化させないように、地域の中でも発信していく→「子まもりプロジェクト」
- ママ目線で、先輩ママの防災の学びを伝えていく
- パパだからこそできる防災・父子手帳
助産師、保健師、防災士、企業、支援団体、個人の参加者から共有いただいたそれぞれの防災の取り組みについても、一部を紹介します。
- 防災士と連携した子どもの居場所づくり授業で、遊びを通した防災(パーソナルカード作り)
- 未就学児のママ向けセミナー・教室に防災を取り入れる(防災クッキングなど)
- つながる支援パック
- 地域のママ同士がつながり、災害時には外部支援者ともつながれる防災ネットワークづくり
- 転勤族だからこその防災の気づきをアウトプットしていく→ 地元で子育て活動を行うママグループとの防災カフェの開催
- 「ここみて港北」の取り組み→困難な状況下で同じ思いをもったママたちをつなげ、交流と情報入手ができるプラットフォーム。災害時の情報発信にも活用
- 「Torch for Girls」 → 若者による若者のための防災。被災時に自分で自分を守れるように
- 外から見えない傷病などを抱える人は、災害時に取りこぼされがちになってしまう。様々な人がいることを社会でより知っていくことも防災
イベントの詳しい内容は「私のほっとコミュニティ4H」の公式サイトで報告していますので、ぜひ、そちらをご参照ください。ベビースマイル石巻・荒木さんの報告資料もダウンロードしてご覧いただけます。
https://joicfp.commmune.com/view/post/0/68210
※4Hに未登録の方は、以下よりユーザー登録の上、ご覧ください。
https://bit.ly/3jd6jRe
あらためまして、防災の日イベントに参加し、たくさんのインプットをしてくださったみなさまに感謝いたします。