2023年度の振り返り-思い出のランドセルギフト

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ランドセル

2024.4.9

寄贈いただいたランドセルの山

ジョイセフが20年前から実施しているプロジェクトである「思い出のランドセルギフト」。2023年度も多くのみなさんのおかげで、アフガニスタンの子どもたちにランドセルを送ることができました。

一年間を、写真とともに振り返ります。

2023年度に贈ったランドセル：17,574個

秋に、12,606個をアフガニスタンに輸送。
2022年度末に送った4,968個と合わせ、17,574個を現地の子どもたちに届けました。

これまでにプレゼントしたランドセルは、およそ27万8千個になりました。

ランドセルを寄贈していただいた方々

2023年度もたくさんの個人や団体・企業のから、ランドセルを贈っていただきました。
一部をご紹介します。

◯三芳町立唐沢小学校、株式会社MIYOSHI（埼玉県入間郡）

三芳町立唐沢小学校と電子機器の製造会社である株式会社MIYOSHIが、ランドセルの贈呈式を開催。翌日に卒業を迎える小学校6年生が寄贈してくれる瞬間に立会い、涙がこみ上げてきました……。

集まったランドセル68個には、三芳町内のほかの4つの小学校から寄付されたものも含まれます。

ランドセルと寄贈してくれた小学生たち

◯NPO法人楽しいことやら座（静岡県富士市）

NPO法人楽しいことやら座が6月14日〜17日、2024年1月12日〜13日に、ランドセルの回収活動を実施しました。この期間に集まったランドセルは187個。6月の回収活動時にはジョイセフから栗林が同席し、静岡市をホームタウンとする日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）清水エスパルス様はじめ、地元企業や市民の皆様さんからランドセルや学用品ご寄贈いただきました。

楽しいことやら座は2018年から毎年、ジョイセフのランイベント「ホワイトリボンラン」に参加いただいています。

▼6月の回収活動　NPO楽しいことやら座の皆様と清水エスパルス今泉様

6月の回収活動　NPO楽しいことやら座の皆様と清水エスパルス今泉様

◯あてま高原リゾートベルナティオ

新潟県十日町市のホテル「あてま高原リゾートベルナティオ」では、「思い出のランドセルギフト」の活動に賛同される方へ向けて宿泊プランを提供し、ホテルでランドセルの寄贈を受け付けていただいています。また、贈れるランドセルがなくても協力したい！という方にもご参加いただけるよう、このプランの宿泊費の一部が、思い出のランドセルギフトに寄付される仕組みになっています。泊まられた方には、ヒノキの間伐材で作った鉛筆や、ランドセルを模したケーキなどがプレゼントされました。

ジョイセフには、ホテルにてお預かりした81個のランドセルとともに、ヒノキの間伐材で作られた鉛筆が届きました。2024年春も活動を継続してくださっています。

2024年春のお取り組みの様子。館内フォトスポットとホテルオリジナル「ランドセルケーキ」

○イオン　全国の対象店舗

2023年4月1日～31日の期間、各店舗でランドセル寄贈と海外輸送費としての募金受け付けが行われ、全国から10,969個のランドセルが集まりました。今年も対象店舗にて受付を実施しています。

▽詳しくはこちら！
https://www.aeonretail.jp/campaign/omoide_ransel/

ランドセル検品作業

6月3日（土）、企業を含む支援者の方々61名とジョイセフスタッフが集まって、寄付されたランドセルの検品を実施しました。会場となった倉庫に集まったランドセルは、企業・団体や学校、各家庭から寄贈されたもの。軍手を手にし、汚損が無いかを一つひとつチェックしていきます。

検品イベントに新潟から参加したあてま高原リゾートベルナティオの社員さん

検品イベントに同席した現地連携NGOのアブドゥル・ワリ・ババカルキルさん

検品を経たランドセルは、船でパキスタンへ渡り、その後トラックでアフガニスタンへと運ばれて、現地の連携NGOアフガン医療連合センターのスタッフの手で、ナンガハール州の44校の小学校で子どもたちにプレゼントされました。

▽当日の様子はこちらのブログでも紹介しています！
ランドセル検品作業、6月3日実施の様子をお伝えします

アブドゥル・ワリ・ババカルキルさんをゲストに迎えて報告会

6月9日（金）18時、報告会「Meets Afghanistan アフガニスタン現地パートナー団体代表による報告会～報道されないアフガニスタンの今～」を開催しました。ゲストは、アブドゥル・ワリ・ババカルキルさんです。ババカルキルさんは、アフガン医療連合センター（UMCA）の事務局長として20年以上にわたり、ジョイセフとともに母子保健に携わってきました。

アフガニスタンでは、現在も内戦や政変の影響が続いています。失業やDVといった女性が直面していることや、食料危機や医療状況など現地の様子を、対話を通して細かく伺いました。