【活動報告】「地方議員のためのSRHR勉強会」第1回を開催しました!

2026.5.29

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子どもたちを被害者にも加害者にもさせないために、地域でいま何ができるか

2026年5月、SRHR地方議員連盟(SRHR地方議連)の発足にあわせ、キックオフ企画としてオンライン勉強会「地方議員のためのSRHR勉強会(第1回)」を開催しました。

当日は、全国各地の地方議員を中心に49名がエントリー。SRHR(Sexual and Reproductive Health and Rights/性と生殖に関する健康と権利)や包括的性教育(Comprehensive Sexuality Education:CSE)への関心の高まりを感じるスタートとなりました。

今回のテーマは、
「子どもたちを被害者にも加害者にもさせないために、地域でいま何ができるか」

SNSやデジタル環境の急速な変化の中で、子どもや若者を取り巻く性の課題は、これまで以上に複雑化しています。
性暴力、望まない妊娠、誤情報の拡散、ジェンダーに基づく偏見や差別――こうした課題に向き合うためには、単なる“危険回避”ではなく、自分と他者を尊重しながら意思決定できる力を育む「包括的性教育」が求められています。

一方で、教育や支援の現場を動かしていくためには、自治体における予算化や施策化、地域での合意形成など、地方行政・地方議会の役割が欠かせません。

ジョイセフでは、地方議員の皆さまがSRHRについて正しく学び合い、地域や党派を越えてつながりながら、それぞれの地域で政策やアクションにつなげていくためのプラットフォームづくりを目指し、本勉強会をスタートしました。

(前半)「包括的性教育とは?」を学ぶ「講演パート」

冒頭では、ジョイセフより、本勉強会に込めた思いや、国際協力NGOとして長年取り組んできたSRHR支援の経験をもとに、「SRHRの基本」についてお伝えしました。

続く講演パートでは、第1回のテーマとして「包括的性教育(CSE)」を取り上げました。

包括的性教育とは、単に性のリスクを教えるものではなく、年齢や発達段階に応じて、身体、こころ、人間関係、ジェンダー、多様性、同意、権利などについて学び、自分自身と他者を大切にする力を育む教育です。

当日は、SNSやAIなどテクノロジーの進展によって変化する若者の現状や、日本国内外のデータ、自治体での実践事例なども交えながら、「なぜ今、地域で包括的性教育が必要なのか」を共有しました。

参加者からは、

データが提示され、改めて学び直しができた

短い時間に大切な内容が凝縮されていて非常にわかりやすかった

包括的性教育への誤解が解けた

といった声が寄せられ、SRHRの基礎理解から、地域・議会での推進に向けた視点まで、学びを深める時間となりました。
※本講演パートは、お申し込みいただいた皆さまへアーカイブ配信を行っています。

(後半)地域や党派の垣根を越えて語り合う「ブレイクアウトルーム」

後半では、少人数のブレイクアウトルームに分かれ、参加者同士が直接意見交換を行いました。

他自治体ではどんな取り組みが進んでいるのか知りたい

学校現場へのアプローチにはどんな壁があるのか

議会で取り上げる際、どのように伝えていけばよいか

など、現場感のある課題や悩みが共有され、地域や所属政党を越えて活発な対話が行われました。
また、「一人では難しく感じていたテーマでも、全国に仲間がいると感じられた」「横のつながりができること自体が大きな力になる」といった声もあり、今後の継続的なネットワーク形成への期待が高まる時間となりました。

参加者の声(事後アンケートより)

事後アンケートでは、87.5%の参加者が「満足(5段階評価で4以上)」と回答。多くの前向きな感想をいただきました。

SRHR・包括的性教育への気づきと学び
  • 「SRHRという言葉を今日初めて知りました。自分を大切に思い、だからこそ周りも大切に思える社会になればいいと思っていたので、まさに今日伺った内容でした」
  • 「これまで包括的性教育に関して勉強してこなかったので、知らないことだらけで大変学びになりました」
議会活動への意欲
  • 「SRHRについてまだあまり知らなかったが、今後議会の一般質問で取り上げていきたいと思いました」
  • 「国が進めるプレコンセプションケアの動きも戦略的に捉えつつ、現場での正しい解釈を広げていきたい」
横のつながりへの期待
  • 「党派や地域をこえた議員のつながりができることを、心から期待しています!」
  • 「ぜひ引き続きつながって、皆さんの活動を知ったり意見交換していきたいです」

今後の開催予定

「地方議員のためのSRHR勉強会」は、今後も継続して開催を予定しています。包括的性教育、プレコンセプションケア、若者支援、ジェンダー平等、相談支援体制など、地域で求められるさまざまなテーマを扱いながら、全国の議員の皆さまと共に学び、地域からSRHRを推進するプラットフォームを育てていきます。

  • 第2回:2026年7月
  • 第3回:2026年8月
  • 第4回:2026年10月

詳細な日程やテーマ、お申し込み方法につきましては、今後、ジョイセフのホームページおよびSNS等にてご案内予定です。