【令和8年熊本地震 現地レポート】 被災ママの24時間避難スペース「グランモッコ・ビレッジ」を訪問

2026.8.25

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「グランモッコ・ビレッジ」は、廃墟となっていた倉庫をリノベーションし、母子が集える場所としてつくられた施設です。1階には会合やイベントができる広いスペース、2階にはシャワー・トイレ、キッチン付きの宿泊施設があります。

グランモッコ代表の田代さんは、地震発生時、仙台にいらっしゃったそうです。今年4月には、くわばたりえさんと熊本でイベントを実施したばかりでした。くわばたりえさんとのご縁は、10年前の熊本地震の際にジョイセフが紹介したことがきっかけだったそうで、そのつながりを経て迎えた今回の被災に、当初は現実を受け止めることが難しかったといいます。2016年の熊本地震当時は活動拠点を持っていませんでしたが、今回はグランモッコ・ビレッジという拠点があったことで、「何かあったときにみんなが集まる場所」にできるのではと考え、支援活動を始めました。八代市で水の問題が深刻だと知り、近隣に住んでいることも生かして、24時間開放できる体制を整えたそうです。田代さんは10年前の熊本地震の際にも、ジョイセフとともにママたちの癒しの場づくりに取り組んでおり、今回もその経験とつながりが生かされています。

地震発生から2日後の7月30日には、4人の子どもを連れた母親がお風呂を利用するために来訪しました。お風呂は1か所ですが、順番に利用してもらうことで、母親が自分の身体をゆっくり洗う時間を確保できたといいます。入浴しながら会話することが、母親にとって「ほっとできる」時間にもなったそうです。多いときには5組が宿泊し、2部屋の個室も活用されました。

今後、グランモッコ・ビレッジは、被災市・町に代わって熊本県助産師会が実施することになるであろう、ママ・パパ向け教室の会場候補にも上がっています。
ジョイセフからは、物資支援に加え、運営継続のための資金的な支援も予定しています。

災害時、乳幼児のいる家族は、授乳時のプライバシー確保、衛生環境、避難生活の中で起こる母子のちょっとした体調トラブルへの対応など、さまざまな困難に直面します。さらに、日頃から地域で妊娠中の方や乳児のいる家庭のケアにあたる保健師自身が被災していたり、高齢者のケアに回ることで人手が不足していたりする実情もあります。

安心して身体を休め、子どもと過ごせる場所を守ること。そして、被災家族、特に産前産後の女性のケアにあたる助産師やママ支援団体の活動を支えること。どちらも欠かせない支援だと考え、ジョイセフだからこそできる支援を続けていきます。