新年のご挨拶 2023年1月1日

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2023.1.1

新春のお慶びを申し上げます。

皆さまは新しい年をどこでどのように迎えられたでしょうか。

世界では、新年の始まりも迎え方も、様々です。
共通しているのは、新しい年が幸せな1年であって欲しいという願い。

しかし、世界で相次ぐ紛争・戦争による人道危機、環境破壊がもたらす災害等に加えて、保守化を強める国際情勢が、人々の生活を脅かし続けています。恐れや寒さの中で、今日を生き抜こうとする人々の苦難を、私たちは日々目の当たりにしています。

今年は、2030年を期限とした持続可能な開発目標の中間年です。残念ですが、この数年の国際社会を覆う出来事によって、それら目標の達成が危うくなっていると言われています。しかし、前進することを止めないために、私たちにできることは、多いはずです。

そのひとつは、ジョイセフが全力で取り組むセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR:性と生殖に関する健康と権利)を基本的な人権として守ることです。

今年、創立55周年を迎える私たちジョイセフは、女性と少女が、未来ある明日を自らの意思で選べる世界を目指して、これからもSRHRの推進とジェンダーの平等の実現のために、挑戦を続けていきます。

2023年も、皆さまのご支援ご協力を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。

2023年1月1日
公益財団法人ジョイセフ
業務執行理事・事務局長
勝部まゆみ

 

2023年: ジョイセフ創立55年目のチャレンジ

世界では、妊娠・出産・安全でない中絶で亡くなる女性と、ほぼ同数の女性が、子宮頸がんで亡くなっています。その数は、合わせて約60万人。1分にひとりの女性が、女性特有の理由により命を落としています。さらに、3年間のコロナ禍で、世界的に子宮頸がんの検査率が下がり、罹患の急増が懸念されています。
 
今年、ジョイセフは、SRHRと女性の命の問題に対して、これまでの活動に加えて「子宮頸がんの予防」という挑戦に本格的に取り組みます。予防と治療が可能な疾患である子宮頸がんで、多くの女性が命を落とす現実は、見過ごすことができません。
 
子宮頸がんの予防と早期発見に取り組むためのプロジェクトをジョイセフ創立55周年にかけて「GOGOチャレンジ」と名付けました。関連サイトを近日中に公開いたします。
 
「GOGOチャレンジ」の実現に向けて、皆さまのご支援をお願いいたします。