衣服の寄贈支援

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2011.6.2

妊産婦の健康を守るために

日本では、妊娠・出産の際に病院や産院に行き、健康状態を確認したり、生まれた赤ちゃんの発育を見てもらったりすることがあたりまえです。しかし、途上国では病院が近くになかったり、本人、あるいは家族が健診の重要性を認識していないために、健診を受けない、または受けられない女性や赤ちゃんがいます。一人でも多くの女性が安心して出産し、一人でも多くの赤ちゃんが健康に育つように、ジョイセフは無医村で健診を促す取り組みを行っています。

株式会社ユニクロの支援によりザンビアに届いたリサイクル衣料 (c)Shinsuke Kamioka

その一つに、健診に来る女性たちに女性や赤ちゃんの服をプレゼントするという取り組みがあります。プレゼントされる衣類を届けるための海上輸送には、企業も協力して下さっています。現金収入の少ない途上国の農村地域に暮らす人々にとって衣類はとても価値のあるプレゼントになります。そして、単に衣類としてだけでなく、健診への意識を高めるきっかけとなり、健診を受けることにより自分や子どもの健康状態が良くなることで健診の重要性を認識することを目指しています。

通常、妊婦健診や産後健診は行政が運営する診療所で行われます。ジョイセフは地域の行政機関、現地のNGOと協力し、健診を受けた女性に衣類を渡しています。無医村では村の集会所を作って行政に提供し、診療所の助産師などが巡回する仕組みを作っています。衣類の配付はその様な巡回健診でも行われています。

2011年2月には、株式会社ユニクロのCSRと共同でザンビアの妊婦健診、5歳未満児健診で女性服、子ども服を配付しました。

妊婦健診、5歳未満児の巡回健診に来る母親たち (c)Shinsuke Kamioka

その様子は6月2日のNHK総合「仕事ハッケン伝」で紹介されます。

株式会社ユニクロのCSR担当者として衣類を配付するアーティストの鈴木亜美さん (c)Shinsuke Kamioka

番組名

仕事ハッケン伝
→仕事ハッケン伝WEBページhttp://www.nhk.or.jp/hakkenden/nexttime/index.html#part5
→ユニクロCSRページhttp://www.uniqlo.com/jp/csr/index.html

放送日時

2011年6月2日(木) 20:00~20:43

番組内容

アーティスト鈴木亜美さんが抱いていたもう一つの夢は、ファッション業界で働くこと。国内最大手のカジュアル衣料メーカーに入社し、ザンビアを訪れました。