【2011年 東北の女性支援】 被災地からの声

2011年6月14日

  • 活動レポート
  • 東北の女性支援

福島県いわき市に住民票があり、自主避難先で出産されたお母さん(30歳)の声

出産予定日の一週間前に、妊娠が成立した時から妊婦健診を受けていた病院より、外来診療と出産の受け入れができないので他の施設へ行くように、と伝えられました。初めての出産であり、言葉で言い表せないくらい不安でいっぱいになりました。夫婦で子どもが生まれてくるのを喜び楽しみにしていた矢先の事でした。

急いで親戚やインターネットなどで情報を集め、放射能の問題のない会津若松市にある会津中央病院で受け入れてもらうことができました。そして、3月23日無事に男の子を出産しました。名前は太希(たいき)とつけました。元気に育って欲しいと願っています。知人もいない知らない土地で、病院長先生はじめスタッフの皆様には親切にして頂きました。まだ退院後の居場所が決まっておらず入院させてもらっています。

これからの生活について混乱し不安を感じている中、ジョイセフからの支援物資、オムツ、哺乳瓶、おしりふき、肌着、赤ちゃん用スキンケア用品その他たくさんの品々を、日本助産師会の方から病室に届けて頂きました。品物不足だったので、大変助かりました。本当に感謝しております。現在は心の安定を取り戻し、少し落ち着くことができました。
出産を終え、母親となり、強く思うことは、子育ては安心して育てられる安全な環境がいかに重要かということです。私はくじけずしっかり子どもを守り育てていこうと思います。

【福島県浪江町】お母さん(28歳)の声

福島原発による屋内待機となり、1歳1カ月の子どもの放射能被曝のことが心配で、
今は猪苗代町の『学(まな)びいな』という体育館に避難しています。

この避難所は三度目の移転先です。
ここでは温かく優しくしてもらっていますが、避難所生活には私も息子も大分疲れてきました。
3月27日から母と子を対象に健康相談やベビーマッサージの指導があり(助産師と猪苗代の保健師)参加しています。
避難所には母子10組くらいで子どもは12名くらいいます。
その中で、環境のせいか、乾燥肌、湿疹、ブツブツ、かゆみなどある子どもが多く、驚きました。
私の子どもの皮膚の乾燥も悪化しつつありました。
頬は、ひび割れができてかわいそうでした。
助産師から参加者みんなでスキンケアのお話を聞きました。
肌をきれいに保つこと、石鹸の泡で優しく洗い、石鹸が残らないようによく洗い流すこと、肌をゴシゴシ刺激しないこと、保湿剤をつけることなど、普段の生活が大切なことがわかりました。
そして、ジョイセフから送られてきた物資・・顔や全身用の泡シャンプー、赤ちゃん用の保湿剤やローションなどを頂きました。
5日間実行したところですが、赤みもとれ、ひび割れもだんだんよくなってきています。ありがとうございました。

物資を配付した避難所に同行した助産師さんの声

行政の窓口はたくさんの物資で溢れています。ですが、行政スタッフの中にも被災者が多く、人員は確実に不足しています。私たちのように女性のための物資を、女性の手に届くまで見届けられる人がいません。また全国からの物資の大半は、「避難所登録」をしている被災者のもとにしか届かないので、私たちは登録されていない(避難所で暮らしていない)女性たちにも、いかに必要な物資を届けられるかを考えて、毎日女性の声を聴いています。ジョイセフさんからの物資は、その上でも大変助かっているのです。

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