東日本大震災活動報告~助産師活動への支援

2011年9月20日

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ジョイセフの東日本大震災支援活動の柱の一つに現地の助産師活動への支援があります。その助産師による支援活動の8月末日までの成果をご報告いたします。

ジョイセフ支援の助産師活動は3つに大きく分かれています。

  1. 物資支援や打ち合わせ等の経費・交通費補助
  2. 避難所や家庭訪問を通じた母子支援補助
  3. 助産院での育児相談補助

会津若松の助産師の家に入所している産婦さんへのケア活動

これらの活動実績をまとめたものが次の表です。

この実績はあくまでも、ジョイセフが支援の対象とした助産師活動であり、被災地における助産師活動の中でのほんの一部にしか過ぎません。多くの助産師は、助産師自らが単独で支援活動を行ったり、緊急チームの一員として活動したり、市町村からの委託を受けての活動を行う等、多岐にわたって活躍していることをお断りしておきます。この実績はジョイセフが個人・団体・企業等からいただいた支援金を活用し支援してきた助産師活動です。

詳しいことはプライバシーの問題もあるため、紹介できませんが、助産師さんたちの活動ノートには様々な相談内容が書かれています。かいつまんで紹介すると、

  • 震災のストレスで母乳が出なくなってしまった。
  • 母親のストレスで赤ちゃんがおっぱいを飲まなくなってしまった。
  • 夫が失業し、うつ病を発症したため、出産後早期退院をしなくてはならなかった。
  • 夫が被災地支援活動に忙殺されているため、家庭内のサポートがなくなった。
  • 母親の体調が不良である。
  • 震災後のライフラインの回復が遅れたために、赤ちゃんのケアが十分できず、湿疹や肌荒れの症状が続いている。
  • 夫と離れて母子のみで避難しているため、二重生活のストレスがたまる。
  • 避難先で知り合いもなく孤独、など。

写真を交えて震災当時の状況を 日本助産師会の調査チームに語っている、 宮城県とも子助産院代表助産師伊藤朋子さん。

本当に産婦さんたちのご苦労が胸に刺さります。そのため助産師によるケア・カウンセリングも1回で済むことはほとんどありません。平均すると3回前後行っています。出産した翌日には帰宅しなければならなかった産婦さんや、帝王切開後、3日で退院せざるをえなかった産婦さんもいます。そんな時、助産師さんがそばにいてくれたら、どれほど心強いことでしょう。この報告を書きながら改めて、地元の助産師に妊産婦や新生児のケア・カウンセリングをお願いして良かったと思いました。
機会を見て、助産師さんの声をお届けしたいと思っておりますが、とりあえず、助産師活動のご報告をいたします。

内陸部に避難している女性たちの家庭を訪問し活動する日本助産師会福島県支部の(左から)石田副支部長、二瓶さん、塩野支部長

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