イースタン州で妊産婦の健康改善を目指してプロジェクト開始

2012年4月24日

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ガーナ特集01

「みんなで協力して妊産婦の健康改善を!」とプロジェクト総括である西田良子ジョイセフシニアアドバイザーから挨拶


2011年11月より、ジョイセフはガーナのイースタン州コウ・イースト郡ヴォルタ川流域地域で、妊産婦の健康改善を目指したリプロダクティブ・ヘルス(RH)向上プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは日本のODA(外務省・日本NGO連携無償資金協力)の事業として、2014年10月までの3カ年間、運営していく予定です。プロジェクトの運営には、現地のNGOであるIPPFガーナ(ガーナ家族計画協会)とガーナ国の保健局、郡役所のパートナーシップが欠かせません。

集会ではむらの少女たちによる舞の歓迎を受ける


プロジェクトの対象地区は首都アクラより車で4時間あまり、イースタン州ヴォルタ川流域に広がる30のコミュニティで、人口約8万人。コウ・イースト郡は2008年に新設された郡で、道路はなく、保健医療の面でも郡営の病院もない、郡には医師が一人もいないという現状です。特に、ヴォルタ川沿岸地域には診療所もほとんどなく、保健施設への交通手段も限られており、女性が母子保健サービスを求めても十分に受けられない状況となっています。さらに、地域住民の識字率の低さも相まって、妊娠・出産をはじめRHに関した知識や情報が十分に行き届いていません。

2012年6月の完成を目指して急ピッチで建設が進むRHセンター


ガーナ保健局の最新の統計によると、保健省が目標とする最低4回の妊婦健診を受けた女性の割合は、同地区では27%(国平均78%)、医療従事者立ち会いによる出産の割合は、30%(同59%)と低い状況です。家族計画の情報やサービスが不足していて避妊実行率も低く(国平均42%に対し11%)、望まない妊娠、特に10代の妊娠、その結果による危険な中絶の増加、高い妊産婦死亡へとつながる危険性をはらんでいます。
 

建物出入り口(左わき)鉄フレームドアの強度他確認中


ジョイセフのプロジェクトでは、安全な妊娠・出産を含むリプロダクティブ・ヘルスに焦点をあて、質の高いRHサービスの提供と住民のRHに対する知識・意識の向上を目的とした草の根レベルの啓発活動を推進していきます。特に、拠点となる「RHセンター」と診療所4カ所を建設し、並行してサービスを提供する医療従事者の研修を行います。また保健サービスと住民との連携を図るため、保健推進員の育成やコミュニティ・ネットワークの構築等地域に根差した啓発活動を推進していく予定です。

現地のNGO職員、施工会社の現場監督官、郡役所の職員と共に写るジョイセフスタッフ


 

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