母の日に冨永愛アンバサダーが聞く「宮城で活躍する助産師たちの2年間の活動とこれから」

2013年5月17日

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5月12日の母の日、ジョイセフの冨永愛アンバサダーが仙台市泉区にある、とも子助産院を訪問。宮城県で活躍する助産師さんたちから、震災直後からの2年間の活動と今後の課題などについていろいろお話をお聞きしてきました。
この日のために集まってくれたのは、宮城県で活躍している助産師さんたち8名です。それぞれの地域での活動に加え、現在の宮城県の母子の状況やニーズ、そして今後の課題などをじっくりと語っていただきました。

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震災直後は物資も何もない中で、手探りで困っている妊産婦やお母さんたちの相談を受けてきたという彼女たち。2年という時間が経ったいま、地域には新たな課題が増えていると言います。
日常生活は元に戻ったように見える地域でも、震災によって仮設住宅で生活をしているお母さんたちの中には、深い悩みを抱えている人が少なくありません。二間のみの空間に、これまでは別々に暮らしていた両親や親戚が一つ屋根の下に暮らす住環境への不満。家屋の損壊によって引っ越しを余儀なくされ、これまでのコミュニティの場を失ったことで強いられる孤独な生活。時間の経過とともに、内にこもってしまうお母さんが増えているそうです。

「震災から2年が経つと、これまではとにかく頑張らなくてはと前だけを見ていた人も、少し後ろを振り返る余裕ができる。その時に初めて今後の不安が募って眠れなくなっている人が多い」と助産師さんたちは言います。みな口をそろえて訴えるのは、お母さんたちの心のケアの必要性です。お母さんたちに寄り添う活動の一環として、母乳育児相談やセミナーなども開催してはいますが、元気な人は参加できるが、本当に助けを必要としている人たちは外に出ることができません。だからこそ、新たな支援を考えなくてはならない時期に来ているとの考えを述べてくれました。

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加えて、本来支援する側とされてきた助産師さんたちにも疲れが広がっており、ケアの必要があるにもかかわらず、置き去りにされている現状についても話してくれました。
助産師さんの活動としては分娩介助や母乳相談がよく知られていますが、その仕事は新生児および乳児のケア、育児相談、家族計画相談など多岐にわたります。そのため、仕事への責任から頑張りすぎている人も多く、助産師会では助産師さんたちの心のケアにつながるイベントの開催に今後は力を入れていきたいと考えているそうです。しかしながら、東北への助成金がどんどん少なくなっていく中でのこのような活動には限りがあるのが現状です。
助産師さんの元気は、妊産婦、お母さんたちの元気につながります。お母さんたちの元気は家族そして地域の笑顔につながります。ジョイセフは助産師さんたちがより意欲的に活動を続けることができるよう、今後も継続的に支援をしていきたいと考えています。
助産師さんたちの貴重なお話を聞き、時に驚き、時に憤っていた冨永愛アンバサダー。会合の終わりに、「震災直後からこれまでの助産師さんたちの活動がよくわかる場に参加できて、本当によかった。これからも皆さんの活動を広めるために頑張りたい」との意気込みを語ってくれました。頼もしい言葉を聞き、助産師さんたちの顔にも笑顔が広がりました。

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