ジョイセフ・カレッジTOHOKUレポート -6-
2013.12.2
- 東北の女性支援
- レポート
- 11月23日 修了式+ドリーム・アクション・プラン発表
これまで10回の講義とワークショップを行ってきたジョイセフ・カレッジTOHOKUも、この日で修了です。この日は冨永愛学長からのお祝いの言葉をはじめ、修了証書の授与式、また受講生一人ひとりが舞台に立ち、これまでジョイセフ・カレッジを受講した中で、悩み、考え、感じたことを集結させ、これからの東北を元気にするための、ドリーム・アクション・プランの発表を行いました。
ドリーム・アクション・プランを立てるまでは、決して簡単な道のりではありませんでした。講師の方々からの話を聞いて、自分を見つめ直したり、自信を持ったり、自分を問い直したりしてきました。さらに、ワークショップの中でも、東北の課題は何か、何が必要とされているのか、自分にできることは何か、何がやりたいのか、なぜやりたいのか等を話し合いました。それでも煮詰まりきらない部分は、ジョイセフのスタッフと、マンツーマンで話したり、またメールで何度もやり取りをしたり、少しずつ自分のビジョンを明確にしていきました。
発表は、一人ずつ前に出てきて5分間のスピーチです。女性の働きやすい環境を整える、教育現場から変えていく、東北の名物土産になるような特産品を作る、自分を見つめ直し、自分を満たすためのアクション・イベントを行う等、実に様々なプランが出てきました。皆で感極まって涙する場面も多々ありました。
冨永愛学長は、受講生への修了お祝いの言葉を述べました。冨永学長は、受講生たちが、ジョイセフ・カレッジTOHOKUに応募した時の応募動機書に目を通した時、「自信がない」と多く書かれていたのを目にしていました。しかし、冨永学長は「自信がないことは悪いことではない」と言います。彼女自身、背が高いことをコンプレックスに思っていたところから、スーパーモデルへの道が開けたことを例に出し、どんな自分も見続け、相対していくことの大切さ、そしてチャレンジしていくことが重要であると訴えました。
そして、受講生たちに、冨永学長から修了証書が手渡されました。修了証書は、いつでも携帯でき、ジョイセフ・カレッジTOHOKUの修了生であることを思い出してもらえるように、カード型にしました。その修了証書は、今回講師の一人でもあった青木愛さんが代表取締役を務めるヴィリーナ・マタニティが、石巻の女性の雇用促進のために制作しているIDフォルダーに入れました。
ジョイセフ・カレッジTOHOKUは、この日で修了しましたが、実際のスタートはここからになります。ジョイセフとしては、東北被災地の復興を背中から押すことはできるかもしれませんが、本当の意味で東北を復興させていく主役は、東北にいる、または東北をよくしていきたいと考える、一人ひとりです。受講生の一人ひとりが、これからの東北を、様々な形でつくっていってくれることを今後楽しみにしています。