2013年度リフレッシュ・ママクラス全18回終了!
- 東北の女性支援
- レポート
2014.2.27
ジョイセフは、公益社団法人母子保健推進会議、自治医科大学公衆衛生学部門と協力しながら、2013年度に全18市町村(福島県10市町村、宮城県6市町村、岩手県2市町村)に住む乳幼児を持つママを対象に、各2回ずつ36回のクラスを実施。14年3月3日の南相馬市でのクラスが最後となります!
参加したママたちは、地域によってさまざまでしたが、長引く避難生活や家族と離れ離れの生活など、多くのストレスを抱えながら子育てをしています。半日のリフレッシュ・ママクラスでは託児スペースを設け、母子分離のもと母親が一人の女性に戻ることをテーマに行っていますが、2回目のクラス終了後には参加者同士でメールアドレスを交換したり、自主的に集まる市町村もあり、地域でのママ同士のつながりや市町村の保健師さんとのつながりが強化される機会ともなりました。
また、地域でのリフレッシュ・ママクラスの定着を目指し、2013年7月には保健師を対象に「ファシリテーター養成講座」を2日間にわたり郡山で開催し、22名の福島県の保健師が参加。いろいろのエクササイズの実践と理論を学ぶ場となりました。13年度クラスを実施した市町村のクラスでは講師の髙村寿子先生と講座を受けた保健師がチームを組み、エクササイズを実践。今後地域のママに近いところにいる保健師が、地域でファシリテーターとしてクラスを実施できるようになることを目指しています。
2014年度には、クラスの紹介映像と実践するためのマニュアルを作成し、他地域でのクラスの広がりを期待しています。
参加したママの「ラブレター」(1日目、2日目のクラスの終わりに振り返りとの意味も含めて、自分と他の受講生宛てに書く手紙))から一部抜粋
- 「きょうの私へ」
- みんなに私のよい所を見つけてもらえて、気持ちが楽になってよかったね。多分、毎日気を張っていて、涙を見せることが下手になっていたのが、みんなと時間を共に有することで、肩の力が抜けたんだね。これからは、自分で自分を認めて、もっと自分らしく楽に生きてもいいんじゃないかな。家族のこととか色々あるけど、たまには自分のことを優先して、泣きたいときには思い切り泣いて生きていこうね。
- 「きょうのみんなへ」
- 初めて会った方でしたが、私が大好きで尊敬している母の話を聴いてくれてありがとう。生きていると、くじけそうになったり、つらいこともたくさんあるけど、自分は一人じゃない、家族や、初めて会った人でも心が通じ合える人がいると思うと、なんか頑張れる気がします。また来週会えることを楽しみにしています。
- 「未来の私へ」
- 未来の私は幸せですか?笑っていますか?家族みんな元気ですか?毎日忙しいだろうけど、あなたは家族に愛されているんだよ。きっと大丈夫。みんなで一緒に乗り越えられるよ。自分を見失わないで自分らしく生きてね。そして自分を好きになって。そんなあなたを、みんなが好きだから。
- 「未来のみんなへ」
- いろいろな選択をして、今に至ったことと思います。正しい選択だったんだろうかと悩むこともあると思います。でも、あなただけではなく、皆が同じように悩み生きています。一人だと思わないで、皆でこれからも一緒に頑張りましょう!みんなステキなところがたくさんあります。もっと自分を愛して、自分に自信を持っていければ、きっとあなたの夢は叶います。あなたは一人じゃない、ここにいるみんなが、同じ経験をした仲間です!