東日本大震災から3年:悲しみから、未来へ向けての飛躍へ

2014年3月10日

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  • 東北の女性支援

福島県郡山市にてファシリテーター養成講座を開催。 リフレッシュ・ママクラスの地域定着を目指して、保健師同士で話し合っている様子。

福島県郡山市にてファシリテーター養成講座を開催。
リフレッシュ・ママクラスの地域定着を目指して、保健師同士で話し合う様子。


東日本大震災から、この3月で3年。
3月11日は多くのことを思い出す日です。
あの日を思い出すたびに、込み上げてくる悲しみ、喪失感、後悔、怒りは、一体何でしょうか。多くの人は、時間が徐々に癒してくれると思っていたけれど、実際は、そんなに容易なことではありませんでした。

あの日は、まさに世界中の悲しみが東北地方に集中し、胸を締め付けられた日でした。
そして時間の経過とともに個々人や被災地の悲しみに変化が起こってきているのも事実です。思えば、私たち人間は、そうやって過去を振り切り、生きてきたのかもしれません。未来にむかって生きていかなければならないときに、過去を振り返っていては生きていけないということも痛切に考えさせられます。

悲しみや怒り、そして後悔は、未来を築くときに、けっして機動力となるものでないことも人間の生命力は教えてくれています。そして、亡くなった方々も、生きている人々の心に、いろいろな思い出といっしょに残るとともに、「未来にむけて進め」と語りかけているのではないでしょうか。

いま、私たちの知る被災者の方々には、すでに自分たちを「被災者」と呼んで欲しくないとも言っています。そこから抜け出していくことが、人々の「前に進む」力や「力強く生きる」力を増幅させることになることを、実感しているからです。

わたしたちジョイセフは、東北の人々の変化するニーズに合わせた支援を、これからも継続していくつもりです。妊産婦や女性がさらにエンパワーするためにも、私たちにできることから、地域の助産師や市町村の関係者とともに、引き続き寄り添っていくつもりです。

震災の年に出産した女性たちのお子さん方が3歳になる今年。
「せめて、小学校に入学するまでは」と、私たちジョイセフでは支援の継続を考えています。その時に、お子さんの無事の成長を母親や家族、地域の人々とともに、喜び合えたらと思っています。悲しみから、未来へ向けての飛躍を目指していきたいと思います。        

公益財団法人ジョイセフ
 常務理事・事務局長 鈴木 良一

 

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