GIRL meets GIRL College 第5回 ユール洋子氏 「LOVE 心に響くことだけをやりなさい!」

2014.6.26

  • レポート

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IMG_0685[2]6月18日、第5回目となるGIRL meets GIRL Collegeが行われました。連続講座が始まって、ちょうど折り返しに入ったこの日の講師は、NLPトレーナーのユール洋子さん。いつもとは部屋の雰囲気を変えて、会場には椅子だけをセッティングして、体を使ったワークショップ形式で、「ポジティブシンキングとは何か?」についてお話していただきました。

コミュニケーション心理学とも実践心理学とも言われる、NLP(神経言語プログラミング)。耳慣れない受講生たちに、簡単に言い換えるならば、「脳の取り扱い説明書のこと」と、ユールさん。
「どんな考えをすれば、夢が実現するのか」を、脳が身体に及ぼす影響の仕組みを理解することで、よりよい未来をイメージし、そしてそれに近づくコツについてわかりやすく説明していきました。

IMG_0690[1]開始早々、全員に起立してもらい、目を閉じた状態で、ユールさんの言葉を聞き、体を動かすワークを行いました。
はじめに、受講生には両足を肩幅に開いて立ち、左手を肩の高さでまっすぐ前に伸ばしてもらいました。その状態のまま、ユールさんの言葉に促され、体を左へ回せるところまで各自回転させていくのですが、「体を痛めないように」「無理はしないで」との声がけされながら、1回目を行いました。次に2回目は、同じく目を閉じた状態で、「のびやかに」「あなたはさっきとは違う景色が見えて、喜んでいる」の言葉を聞きながら、体を回転させていきました。すると、2回目のほうが1回目と比べ回転できている幅が大きくなっています。この事実に、あちこちから「え~~~!」という声。一同驚きを隠せません。
「1回目は、無理をすると辛い結果になることを想定するような言葉がけをしました。すると体はあまり回転しません。2回目はよりよい結果やその時見えているものをイメージしながら、回転してもらいました。体は想像したイメージに、従うように動いたのがわかりますか?」

IMG_0694[1]また、受講生に、「目を閉じて悲しいことを想像してください」とユールさん。ふと気が付くと、自然に受講生の顔が下を向いていきました。次に「楽しいことを考えてください」。顔が前を向き、姿勢が良くなりました。
「頭で考えたことに体は反応します。落ち込んだときこそ、胸を開いて空を見る。これがポジティブに物事を考える秘訣です」。

このほかにも、2人1組になってもらい、1人はネガティブな感情を持つ役となり、前へ歩く役の人の腰につかまり、前に行こうとする動きを阻止するワークも実施。前へ歩く人に、「ネガティブな感情のことを意識しながら歩いてください」というと、ネガティブな感情役の方に引っ張られ、なかなか身体が前に進みません。しかし、「では、あなたの進む方向に気持ちを集中してください」と言われたとたん、ネガティブ役の人がどんなに力を込めて後ろに引っ張っても、ものともせずに皆ずんずんと前に進んでいきました。

これらのワークを通じて、私たちの脳と行動がいかに密接に影響を及ぼし合っているかについて、実感をもって理解することができました。

行動に影響を与えるのが脳ならば、脳に影響を与えているのは言葉です。自分の言葉を一番聞いているのは、他でもない自分自身。だからこそ、ポジティブな言葉がけを常に意識し、よりよい未来へ導くイメージを明確にすることが、夢に近づく第一歩になる、とユールさん。

言葉がけひとつで、身体の反応がまったく異なることを体感した受講生だからこそ、ポジティブな言葉かけや、明確なイメージが夢を達成する近道であることを、身を以って実感した様子でした。

最後にユールさんは、アインシュタインの「イマジネーションは人生に現れるアトラクションの予告編」という言葉を引用し、「なりたい自分をイメージし、ありありと予告編を描いてみましょう!脳は必ずあなたをサポートし、辿りつきたい場所へ導いてくれます」とこの日の講義を閉じました。

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この後は、ワークショップで得たばかりのポジティブなパワーがみなぎる中、7月7日の最終回で発表してもらう「ドリーム・アクション・プラン」へつながるワークとして、2人一組になって「自分がやりたいこと/なりたいこと」について、理由を含めて発表し合ってもらいました。
「地球市民という考え方を世界に伝えたい」
「日本から海外に人材を送り出す手助けがしたい」
など、頼もしい夢が次々と語られました。
最終回へ向け、残り2回の講義を受講し、さらに磨き上げられたドリーム・アクション・プランを作成していってもらうことになります。

講義を終えた受講生からは

  • 「動いて体験してみて、ポジティブシンキングの素晴らしさを感じた」
  • 「今まで悩んできたことが一気に吹き飛んだ気がする」
  • 「これからの考え方に取り入れていけたら」

との声が多数。

終了時、会場は受講生たちのイキイキはつらつとした笑顔で溢れていました。高揚感いっぱいで、ユールさんに訳書へのサインを求める長蛇の列がとても印象的でした。

その他の講義はこちら
http://www.joicfp.or.jp/jp/2014/03/31/22267/