タンザニアのピア・エデュケーター

2014年11月11日

  • 活動レポート
  • タンザニア

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開発途上国では、毎日2万人に上る18歳未満の少女が出産しています。そして、妊娠と出産は、途上国に住む思春期後期の女性の主な死亡原因であり、毎日約200人の少女たちが亡くなっています。それ以外にも、性感染症をはじめとするリスクに脅かされています。ジョイセフは、タンザニアのシニャンガ州キシャプ県で、若者たちに対する啓発活動を2013年秋より行っています。

どんな地域?

ダイヤモンドというと、どのようなイメージがあるでしょうか?キラキラしていて、本当に綺麗ですよね。なんとタンザニアのこの地域では、ダイヤモンドが採れるのです!掘ったらダイヤモンドが出てくるなんて夢のようですね。

けれども、この近辺の住民たちは、その恩恵を受けるどころか、そのマイナス面を多く受けてしまっているのが現状です。例えば、多くの労働者が日銭を得たことによって、近隣に住む貧しい女の子を買春し、HIV/エイズの感染が広がったり、女の子たちが望まない妊娠をすることも少なくありません。そして、結婚前に妊娠してしまった女の子たちは、学校を退学させられ、人知れず、田舎のほうへ行かされてしまうことも少なくありません。また、労働者や流通が激しいことにより、危険ドラッグの流入も多くあり、若者たちがそれらに手を出して、心身ともに蝕まれていくケースも多発しています。

若者たちが立ち上がる

このような現状を改善するため、ピア(仲間)の立場から、他の若者たちに性や健康に関する正しい知識を啓発していくための若者ボランティア25名を、ピア・エデュケーターとして育成しました。ピア・エデュケーターたちは、村や学校に出かけていき、村の住民や生徒たちに、HIV/AIDSがどのように感染するのか、その怖さや防ぐ方法、また望まない妊娠をすることにより、自分や家族にどのような影響が出るのかなどについて話したり、寸劇で表現したりしています。

ピア・エデュケーターに志願した若者たちの中には、実際に自分の周りの友人が望まない妊娠をしたり、HIV/エイズに感染したり、自分自身がドラッグを使用してボロボロになった経験をもつ者も少なくありません。しかし、だからこそ人の役に立ちたいと、日々頑張って活動しています。

地域の人々に性感染症について話すピア・エデュケーター

地域の人々に性感染症について話すピア・エデュケーター

ユースのグループを統括するDr.サム

ユースのグループを統括するDr.サム

(リーダーのジェレミーくん)

僕たちがこの活動を始めて、最初は地域の大人たちから、セックスやドラッグを推進していると勘違いされていたんだ。でも、僕たちが本当に何を伝えたいのか、根気強く説得して、今では活動をサポートしてくれる大人たちも増えてきたよ。でも、まだまだ根気強く活動していく必要があると思う。

ジェレミーくん

ジェレミーくん

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