ユニバーサル・ヘルス・カバレッジについて

2014年12月9日

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UHCって何?

「ユー・エッチ・シー」って何のこと?ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(Universal Health Coverage)の頭文字をとって、UHC。でも何のことかさっぱりわからない。そんな声が聞こえます。

UHCとはすべての人が必要とする保健医療サービスを必要とする時に、経済的困難に陥ることなく、受けられる状態のことを指します。

健康保険証をもち、いつでもどこでも医療機関にかかることができる多くの日本人にとっては当然と受け止められることと思います。ただ、残念ながら多くの国では状況が違います。

もし自分が健康保険証を持っていない状態で、病気になって医療機関に行くとしたらどうでしょう?病気の原因も、検査や治療にかかる費用も、全くわからない状態で、医者に行く。こんな不安なことはありませんし、早めの発見、早めの治療など夢物語。恐らく我慢できないほど悪化してから医療機関に行くことになると思います。その結果手遅れになり、命を落としかねません。

途上国の多くの地域ではこのような事例がほとんどです。その日の生活に追われるような経済的に逼迫している状態で、医療費を払うことは不可能です。借金をしたり、土地や家畜を手放さざるを得ず、貧困という輪に囚われてしまうことになります。

妊娠・出産も同じです。安全で清潔な出産をしたくとも、助産師さんに来てもらうのにお金がかかる、クリニックで産みたくとも交通費も、入院・治療費もない。これではいくらジョイセフが助産師の養成やトレーニング、保健ボランティアの養成をしても妊産婦の命は守れません。

このような状態を改善するために「UHC」を推進しています。「すべての人を健康にしたい」―この願いからです。ジョイセフのプロジェクトは小さくとも、UHCは国家の問題です。女性の命と健康を守るためには、UHC推進という大きな目標のアドボカシー(政策提言)が必要です。

「UHCデー」は正式に承認されたものではありませんが、世界中の国連・国際機関、大学や研究機関、NGOが2014年から毎年、12月12日を「UHCデー」とすることにしました。ひとりでも多くの皆さまに、自らの健康の大切さと、世界中の人たちの健康を守るためにUHCが必要なことを強く心に刻みつける日にしていきたいと思います。

 

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