ザンビア、マタニティハウスに人力発電自転車が寄贈されました

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2015.1.23

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2015年1月7日(水)ムコルウェのマタニティハウスに人力発電自転車が届けられました。この人力発電自転車は、自転車をこぐと自転車に装着されたモーターから電力が発電され、LEDランプの電気や携帯の充電等に活用される仕組みになっています。マタニティハウスやクリニックでの室内用の電球や携帯電話の充電、母子保健推進員(SMAG)の活動等に利用される予定です。
寄贈日には、自転車の使用方法や自転車の管理についてSMAGメンバー38名に向けてワークショップが行われました。充電池を使って明るい電気がつけられると、SMAGメンバー一同の驚きの声が会場に響きわたりました。
SMAGメンバーからは、「人力発電自転車のコンセプトにとても感動いたしました」、
「この自転車で発電された電気をもとに、妊産婦の命を守る活動に役立てたいと思っています」、「早速マタニティハウス内の電気発電や緊急時の対応に役立てたいと思います」と感謝の言葉をいただきました。
今後は、SMAGメンバーが人力発電自転車を管理することになります。自転車は皆のものなのできちんとルールを守って大切に使用していこうという言葉が話し合いの中で出されました。自転車をきっかけにメンバー一同SMAGの活動をさらに活発にしていく気持ちが強くなってきています。

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プレスリリース

~ザンビアに希望の灯りを~人力発電自転車が妊産婦を救う!

国際協力NGOジョイセフ(東京都新宿区)は、公益財団法人JKAの協力を得て、ペダルをこぐと取り付けられたモーターによって発電し、バッテリーに充電できる「人力発電自転車」をザンビアのプロジェクト地域に寄贈しました。
人力発電自転車は、ジョイセフがプロジェクト地域に建設した2棟のマタニティハウスに設置され、施設スタッフやボランティアがペダルをこいで電気を作り出します。充電された電気は、マタニティハウスや隣接するクリニックの室内用ライトや緊急連絡用の携帯電話の充電に使用されることになります。
また、母子保健に関する正しい知識を村人に届けるボランティア(SMAG)に人力発電自転車を貸与することで、日ごろの活動が電力供給の役割も果たし、活動のモチベーションアップにつながることが期待されています。ジョイセフはJKAの協力のもと、プロジェクトサイトへの支援を続け、妊産婦と女性の健康改善を目指します。

ザンビアの活動についてはこちら

http://www.joicfp.or.jp/jp/2014/11/10/24526/

「自転車をこぐだけで電気が供給できるなんて!」-現地の喜びの声-

ムコルウェのSMAGメンバー(女性)
「私たちの住むところには電気が通っていません。だからこそ、今回の自転車は私たちの生活にとても役立つと信じています。特に私たちSMAGの活動には、緊急時の妊産婦の対応に携帯電話が必要です。自転車で発電できれば、充電の心配をすることがなくなるので、妊産婦の命を守る活動に役立てたいと思っています」
フィワレのSMAG副議長(男性)
「この自転車のおかげで私たちの生活に必要な電気を発電することができます。特に、妊産婦の緊急時に必要な携帯の充電などに役立てます。地域でフル活用し、多くの住民がこの自転車の利益が得られるように努めていきます」