指導者研修:農村・遠隔地域で働く助産師の能力向上にむけて

2015年8月3日

  • 活動レポート
  • ベトナム
女性健康センター設立と助産師能力向上プロジェクト
ジョイセフ・プロジェクトリーダー勝部よりクライアント・フレンドリーサービス(患者に優しい保健サービス)やサービス環境の維持改善(5S)について紹介

ジョイセフ・プロジェクトリーダー勝部よりクライアント・フレンドリーサービス(患者に優しい保健サービス)やサービス環境の維持改善(5S)について紹介

2015年5月4日から15日までの2週間、今後プロジェクトで実施する村の助産師への研修の準備として指導者研修を実施しました。指導を行う医療従事者を対象に、さらに技術や知識、指導方法をブラッシュアップすることが目的です。

研修の参加者は、プロジェクト対象地域の省・郡病院等に勤務する計20名の医師・助産師です。彼らは、助産師研修では講師として、また、地域で継続的に村の助産師の指導にあたる人材であり、同時に、都市部の施設に勤務する指導者として勤務先のサービスの改善も担うことを期待される人たちです。

研修内容は、①ベトナム保健省から助産師の再教育の重点課題としてあげられた助産技術や、早期新生児ケアとその指導技術、②女性の生涯にわたる健康を向上させる様々なサービスに必要な技能としての、更年期ケア、思春期ケア、カウンセリング技術です。また、都市部の課題でもある女性の人権と尊厳に配慮した妊産婦ケアやサービス環境向上のため、クライアントに優しいサービスの実践や医療環境の維持改善の手法として5S(整理、整頓、清掃、清潔、習慣)を紹介しました。

研修は、ベトナム保健省、日本助産師会、ジョイセフから経験豊かな講師を招いて行われました。村の助産師への効果的な研修指導技術や現場での具体的な指導方法を、ロールプレイやケーススタディを多く取り入れながら出産介助や蘇生法の演習を交えて行い、充実した研修となりました。

今回の指導者研修全体を通して、参加者は積極的な意見交換や議論を交わし、省・郡レベルの現場やコミュニティでの実例等、それぞれの持つ経験の共有も活発に行われました。2週間を通しての研修で、各省や郡を超えた指導者同士の連帯感も生まれました。

プロジェクト活動を進めていく上で鍵となる指導者の研修が終了し、今後各省の保健局や現場の指導者、スタッフとの協力のもと、村で働く助産師の指導を開始していきます。

グループワークの結果をまとめる参加者と、日本助産師会の派遣専門家(山城五月氏、後列中央)ジョイセフの天池なほみプロジェクト・マネージャー(後列左)

グループワークの結果をまとめる参加者と、日本助産師会の派遣専門家(山城五月氏、後列中央)ジョイセフの天池なほみプロジェクト・マネージャー(後列左)

開講式に助産師研修の重要性についてスピーチをする保健省母子保健局長のル・ティ・ホン医師

開講式に助産師研修の重要性についてスピーチをする保健省母子保健局長のル・ティ・ホン医師

保健省のファン・ティ・キム・トゥイ講師による講義

保健省のファン・ティ・キム・トゥイ講師による講義

出産介助の演習準備をする参加者

出産介助の演習準備をする参加者

モデルを使って新生児の蘇生法を演習する様子

モデルを使って新生児の蘇生法を演習する様子

保健サービスを行う施設やコミュニティでの実例などを通した経験共有

保健サービスを行う施設やコミュニティでの実例などを通した経験共有

課題検討のグループワーク

課題検討のグループワーク

「女性健康センター設立と助産師能力向上プロジェクト」は、外務省の日本NGO連携無償資金協力を得て実施しています。

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