熊本地震被災地支援の進捗報告

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2016.7.29

熊本地震発生から3カ月半が経過しました。
ジョイセフは、地震発生前1カ月、および発生後1カ月以内に出産した母親と赤ちゃんのいる家庭を、助産師が訪問する新生児訪問活動を支援しています。

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    益城町、御船町、嘉島町の被災町では、3カ月以上経った今なお、青いビニールシートに覆われた住宅が8割以上を占める。
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熊本地震のあと、生後1カ月前後の赤ちゃんを育てる母親の5人に1人が「産後うつ」の疑いがあることが、熊本市中央区の福田病院の調査で明らかになりました。
産後うつの恐れのある割合が地震の前の2倍になっている、という報告を受けて、ジョイセフは熊本県助産師会と連携し、被災地域での新生児訪問を実施しています。
特に、産後1カ月健診で熊本県の産婦が受けたEPDS(産褥期のうつ病を検出するために開発されたスクリーニング・テスト)のテストの点数が9点より高かった母親に対して、通常は1回の新生児訪問に加え、母親ケアや育児相談を重視した再訪問を推奨しています。

地震発生後は、被災市町の保健師が、避難所での活動に追われ、震災前から行政の事業として予定されていた新生児訪問などの母子支援活動が、実施不可能な状況にあります。

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    嘉島町での家庭訪問の様子
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    嘉島町での家庭訪問の様子
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    家庭訪問を実施する助産師さんたち。
    3カ月間の被災地の様子、活動の様子を聞きました。
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    嘉島町役場の保健師は、避難所と役場を往復する日々が続く。「私たちができない新生児訪問をしてくださる助産師さんの存在が大変ありがたい」と。

町役場の職員や、熊本県助産師会の助産師から産後うつ予防の家庭訪問のニーズを聴き、ジョイセフは、今後しばらく、助産師による家庭訪問活動(産後の母親支援)を強化していきます。

引き続きご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

熊本地震被災女性・母子支援の方法

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