タンザニアの村で – CBSPたちの活動の成果

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2016.9.23

タンザニアの村で – CBSPたちの活動の成果

2016年夏、タンザニアのシニャンガ州シニャンガ県ニンド郡で、コミュニティヘルスワーカー(通称CBSP:Community Based Service Provider)へのフォローアップを行いました。

ジョイセフが2011年から母子保健向上のプロジェクトを実施してきた(活動の詳しくはこちら)この地域では、村人から選ばれ、ジョイセフとIPPFタンザニア(タンザニア家族計画協会)が協同で養成したCBSPが88名います。彼らは地域の妊産婦の状況を把握し、産前産後健診へ行くよう勧めたり、村の男性たちに啓発教育を行って母子保健の知識を普及したり、村人の健康や避妊に関する相談に乗ったりしています。実際に、プロジェクトを始めてから、この地域の産前産後健診の受診率が上がり、妊産婦や母親の健診を自転車で送迎し、付き添う男性が増えてきました。

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この村で、「株式会社ほけんの時間」にご支援・ご協力いただき、CBSPたちの活動フォローアップを行いました。そのひとつとして、まず、ワークショップを開催し、CBSPが日頃活動する上で、それぞれが抱えている悩みや課題を共有し、今後の改善案や対策について、88名全員で話し合いました。

2つめに、CBSPのユニフォームとしてTシャツを作り、配付しました。CBSPの活動は無償で行われますが、同じTシャツを着用することで、CBSPとしての自覚やモチベーションが上がり、さらに村人からもすぐにCBSPだと分かるという効果があるので、村人のために活動をするボランティアという認知度が上がり、CBSPのモチベーションの向上につながります。

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今回の活動をもって、この村でのジョイセフの直接の支援は終了しました。今後はジョイセフが育てたCBSPたちが、地域の保健医療関係者たちと一緒に、母子保健活動を続けていきます。

株式会社ほけんの時間には、CBSPへのTシャツおよびワークショップ実施、その他出産計画書の印刷費等、フォローアップ活動全般にご支援いただきました。ありがとうございました。