クライアントに優しいサービスを目指して

2018年6月27日

  • 活動レポート
  • ベトナム

2016年3月、ベトナムのフエ省に女性の生涯にわたる健康を守るための「女性健康センター(WHC)」ができました。センターでの妊産婦健診や婦人科検診を中心とした診療を順次開始し、2017年3月からは、健康保険が適用されるようになり、妊産婦健診、分娩、乳房ケア、婦人科検診、家族計画、乳がん・子宮頸がん検診、更年期ケア、栄養教育、各種カウンセリング等を提供しています。WHCを拠点とした遠隔地へのアウトリーチサービス(出張診療)も充実し、これまで8000人以上の村の女性が受診しました。


今回、WHCでの様々なリプロダクティブヘルス(RH)サービスを受けた女性からの感想を、紹介したいと思います

センターでサービスを受けた女性からの声

「村の評判を聞いてこのセンターを訪れました。診察も説明も丁寧で、一人ずつ部屋に入って診察してもらえたので安心できました。スタッフもみんな親切で嬉しかったです。」
(センターを訪れたGさんと赤ちゃん)

「子どもの体調が悪くて、センターに来ました。子どもも一緒に、同じセンターで診察を受けられるのはとても嬉しい。私が話したことだけでなく、時間をかけて先生がいろいろ質問をしてくれて、不安が解決しました。ここに来てよかったです。」
(センターを訪れたTさんと赤ちゃん)


「村の人たちが、とてもいいところだから、と教えてくれたので、このセンターに来ました。実は、病院に来るのは怖かったので友達についてきてもらいました。病院に来て、笑顔で迎えてもらったのは初めてです。先生も助産師さんも優しく話を聞いてくれて、ホッとしました。2階は女性だけなので安心だし、みんなにも紹介したいです。」

(初めてセンターを訪れた若いPさん)

「施設がとてもきれいで、清潔に保たれていて、とても安心感を持てました。受付でも、説明が丁寧だったので、健康保険での支払いなどが良くわかり、手ごろな料金で診察が受けられ嬉しかったです。また来たいです。」
(センターを訪れたNさん)

「とても清潔で安心しました。助産師さんも先生も、しっかりと妊娠の経過や話を聞いてくれ、安心して産むことができました。分娩室で優しく声をかけ続けてくれたとき、とても嬉しかったです。産後にも安静に過ごせるようにケアしてくれ、家族と一緒に家にいるようでした。退院する前には、子どものケアはもちろん、私へのアドバイスももらい、すごく守られている気がしています。ここで出産できてよかったです。」
産後の状態も良好で、乳房ケア、赤ちゃんの沐浴指導、育児指導などを受けて帰宅しました。
(センターで出産したHさん)

こうした嬉しいコメントを聞き、センターのスタッフ皆が、これからも多くの女性に質のよいサービスを届けていきたいと意気込んでいます。

WHCは今後も、生涯を通した女性の健康を守るための包括的なケア、安全で安心できる質のよい医療・RHサービスの提供、費用負担の軽減、農村遠隔地でのアウトリーチサービスなど、地域に幅広くサービスを届け、あらゆる側面から、ユニバーザル・ヘルス・カバレッジ(UHC)達成の一翼を担ってくれるものと期待しています。

*誰もが、支払可能な範囲で、質のよい保健・医療サービスを受けられる状態を表します

ベトナムプロジェクト

ジョイセフは、2015年3月よりベトナム・フエ市で外務省の日本NGO連携無償資金協力を得てプロジェクトを実施しています。

このプロジェクトが目指しているのは、妊産婦ケアの質を改善し、女性の生涯にわたる健康を守るため、リプロダクティブ・ヘルスサービス提供の担い手であり、女性の身近な相談者でもある助産師を中心とした、思春期から更年期までの質のよいリプロダクティブ・ヘルスサービス提供のモデルづくりです。
1年目に設立した女性健康センターでは、質のよいリプロダクティブ・ヘルスサービスを提供すると同時に、併設する研修施設では農村・遠隔地で働く助産師を対象に研修を行い、遠く離れた村の保健施設でもよりよいサービスが届けられるよう、助産師の能力向上を図っています。

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