西日本豪雨被災女性・母子支援 経過・進捗報告(2) 広島県・呉市より

2018年7月31日

  • 活動レポート
  • 西日本豪雨被災女性・母子支援

ジョイセフは岡山県に続き、7月25日(水)に広島入りし、被災女性・母子の状況調査を行いました。初日にはすでに活動をしている広島県助産師会を訪問し、現在の活動について伺いました。

【広島県助産師会による情報】

※広島県助産師会会長吉田康子さん、副会長村上真理さん、保健師ボランティア田川さん。「避難所を巡回しても妊産婦さんやお母さんがおらんのよ。住宅も見て回るんじゃけど。困っているお母さんがいるんじゃないかと思って。」と保健師ボランティアの田川さん

災害後、広島県助産師会が主となり下記の支援を行っている。

広島県助産師会、広島県保育団体連絡会が共同で実施している「健康なんでも相談所」を広島大学構内に開設し、受け入れや相談窓口として活動。

※企業から届いている女性・母子に必要なものが揃っています。

「健康なんでも相談所」
https://www.hiroshima-u.ac.jp/hosp/news/46354
対象:被災地域在住の妊婦さんや乳児、家族。
開設時間 9:30~17:00(土日祝も開設)
助産師・保健師・看護師が対応
※無料サービス:健康相談、冷房完備の休憩所、遊びスペース、ミルク用のお湯、冷蔵庫。

「たから助産院」の開放


http://takara.hiroshima-josanshikai.com/
避難所生活が困難な妊産婦とその子どもの短期滞在や無料相談を実施。

課題
  • 被災地域が広範囲にわたり、広島市内に位置する受け入れ場所はアクセスがしにくいため利用者がいない。
  • 被災地を巡回するが、避難所には母子の姿は見られず、すでに在宅避難、親類や友人宅などへ避難しており、今どこに避難しているのか情報の把握が難しい。
  • アクセスがよく、母子が集まり安心して託児できるスペースの場がない。

広島県内で被災した場所が広範囲にわたっているが、比較的に出生数の多い府中町(220人/年)、海田町(250人/年)は、マンションに入居している母子が多かったため、母子の家屋の被災は少なかった。病院の機能も被災直後に復旧したため、母子は病院で直接相談や治療を受けることができる。

保育連盟連合会保育士会と県助産師会が連携して、被災した広島市安芸区、府中町、坂町、熊野町からアクセスのよい海田町に、託児のできる「ほいくのひろば」を開設した。8月末までは毎週日曜日と祝日に実施予定。

保育士と助産師がボランティアで対応する。

営業日:7月29日(日)、8月5日(日)、11日(土・祝)、12日(日)、19日(日)、26日(日)
時間:9:00~17:00
場所:ひまわりプラザ
対象:0歳(3カ月児)~小学校就学前の子ども

課題
  • 保育士の不足により、日曜・祝日のみの実施
  • 8月末までの期限付きを予定(予算や人的なキャパシティ、利用者の様子をみて継続について検討する)
呉市天応町

呉市は天応(出生10人/年)、安浦(出生67人/年)での被害が大きく、在来線や高速道路の復旧も遅れている。


保育士グループがJA天応支店の協力により、2階に託児所「子どもおたすけ隊」を開設


保健師、助産師、保育士のいずれかが託児を担当する


企業からの支援で女性・母子に必要なものがたくさん用意されています。自由に持ち帰りできます。

開設日:7月23日~7月31日まで
人数:1日10名程度

課題
  • 保育園が被災しているところもあり、少しずつ情報が周知されることによって日々利用者が増えている。当初7月で終了の予定でしたが、ニーズに合わせ、8月30日まで受入の延長をしました。

豪雨の中、子どもと2人で2階で避難していた女性。夫は帰宅途中に土砂に巻き込まれ、「もうダメだと思った。」2階建ての1階部分は浸水し、現在は2階で在宅避難を強いられている。車が使えなくなったので、自分の父親に買い物を頼んでいる。
「こういう場所で子どもを安心して預けられると、その間片づけができるので本当に助かります。落ち着いたら、子どもと一緒にゆっくり遊べる場所が欲しいです。」と話してくれました。

ジョイセフは、今後も被災女性・母子のニーズに合わせた支援を届けるために、様々なセクターと協力してできることを検討していきます。

西日本豪雨被災地(岡山県、広島県、愛媛県)での初動調査は、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームの助成金、および支援者からの寄付金を活用し実施いたしました。

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