第25回松本賞は増﨑英明氏に

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2021.3.23

日本のリプロダクティブ・ヘルスの分野で活躍する第一人者の功績を讃える「松本賞」。第25回の受賞者は、長崎大学名誉教授で長崎みなとメディカルセンター副理事長の増﨑英明氏(68歳)に決まりました。

増崎氏は一貫して胎児に関する研究に従事され、専門は胎児学、超音波診断学、臨床遺伝学と幅広く、その功績は新型出生前診断(NIPT)や周産期医療にとどまらず、生殖医療、腫瘍医学、臨床遺伝、女性ヘルスケア等の発展に尽くされました。

さらに、40年間にわたって長崎県の産科医療に関わり、地域医療に多大なる貢献をされ、教授就任後は長崎県内の周産期医療を統括・指導し、多くの優秀な産科医を育成して地域の産科医療を支えました。また、日本産科婦人科学会はじめ数多くの学会の理事や学会長を務めるなど、日本の医学・医療の推進に尽力されました。

「松本賞」は、ジョイセフの姉妹団体である一般社団法人日本家族計画協会の故・松本清一会長の名を冠した顕彰制度で、1996年に創設されました。

日本におけるリプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)、特に家族計画・避妊の専門的な分野で功績を上げた第一人者に授与するものです。

選考委員会は、日本家族計画協会など6団体で構成され、ジョイセフ理事長の石井澄江も選考委員のひとりです。