令和8年熊本地震 被災した女性・母子、 そして声を上げにくい方々のための緊急募金
2026.7.29
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- 熊本地震被災女性・母子支援
7月28日(火)、熊本県で最大震度7の大きな地震が発生しました。被災されたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。
現在、現地では被害の状況を調べているところです。国際協力NGOジョイセフは、被災した女性、妊産婦、母子とそのご家族、そして声を上げにくい立場にある方々が、必要な支援を受けられるよう、緊急募金を開始します。
なぜ女性・母子への支援が必要なのか
災害が起こると、避難生活や環境の急激な変化により、生理用品や衛生用品が手に入りにくくなります。また、妊娠中・産後の女性や乳幼児は、心身の状態に応じたケアや、安心して過ごせる環境を特に必要とします。しかし、こうしたニーズは避難所などでは見過ごされがちです。ジョイセフは、女性や母子が安心して過ごせる環境づくりを重要な支援の一つと考えています。
【2016年の熊本地震での支援実績】
ジョイセフは2016年の熊本地震の際、熊本県助産師会、熊本大学、熊本市男女共同参画センターなど地域の支援団体と連携し、以下の支援を行いました。
- 助産師による妊産婦・乳幼児家庭への訪問支援
- 授乳や育児に関する相談・ケア
- 母親と子どもが安心して集まれる交流サロンの運営
- 女性に必要な衛生用品などの提供
- 避難所における性暴力・DV防止のための啓発
- 助産師をはじめとする被災者支援従事者へのケア
ジョイセフは過去の被災者支援で、主に女性や母子への支援に特化して活動を続けてきました。
しかし、多様な人が身を寄せる避難所や車の中や住居で避難生活を続ける被災地では、女性や母子だけでなく、自身のからだ・性・心に関する悩みを抱えながらも、周りの目を気にして声をあげられない方々がたくさんいます。
ジョイセフは「SRHR(性と生殖に関する健康と権利)」の理念のもと、今回の熊本地震で「誰一人取り残さない支援」に挑みます。 従来の女性・母子支援に加え、これまで声をあげづらかった方々にも必要な支援を行っていきます。
声をあげにくい人とは誰か?
災害時には、健康や身体、性と生殖に関するニーズは見えにくく、プライバシーが保てない環境や周囲の目、言語・文化の違いなどから、困りごとや必要なケアを伝えづらい方がいます。さらに、声を上げても、そのニーズが「優先度が低い」「緊急性が低い」と受け止められ、必要な支援につながらないことがあります。
具体的には、以下のような状況やニーズを抱えている方々が、特に声をあげにくい環境に置かれます。
- 被害や悩みを誰にも言えないとき(性暴力・プライバシー被害)
- 性暴力やハラスメントは性別を問わず起こり得るものであり、災害時にはそのリスクがさらに高まります。しかし、被害に遭った方は「周囲の目が気になる」「相談するのが怖い・恥ずかしい」といった心理的障壁から声をあげにくく、必要な医療や心のケアに素早くつながらない状況があります。
- 一人ひとりに合った配慮が必要なとき(性的マイノリティ・障害・多様な背景)
- LGBTQ+(性的マイノリティ)の方は、避難所での性別分けされたトイレや更衣スペース、支援物資の受け取りなどで深刻な困りごとを抱えがちです。また、障害のある方や外国にルーツがある(日本語が十分に通じない、外国籍など)方なども、それぞれの状況に応じた配慮や適切な情報が届かず、孤立してしまう場合があります。
- 継続的な医療やケアが必要なとき(性と生殖に関する健康と権利:SRHR)
- PMS(月経前症候群)、月経困難症、更年期症状の治療薬や、ホルモン治療、避妊薬(低用量ピル等)など、継続的な医療やケアが必要な方は、生活環境の激変によって心身の不調が悪化したり、治療が中断されたりするリスクがあります。これらはきわめてプライベートな内容であるため、避難所等の公の場では周囲に相談・要望しづらい現状があります。
熊本地震 緊急募金のつかいみち
現地の団体(熊本県助産師会など)と協力し、被災地の「今本当に必要なこと」に合わせて、次のような支援に役立てます。
- 生理用品・衛生用品の提供
- 妊産婦・母子・乳幼児へのケア
- 性暴力の予防と、被害に遭った方へのサポート
- LGBTQ+の方々や声を上げにくい方への支援
- 緊急避妊薬(アフターピル)を手に入れやすくする支援
- 現地の支援団体を通じた緊急サポート
時間の経過とともに、現地で求められる支援は変わっていきます。ジョイセフは現地の人々の声を直接聞きながら、誰一人取り残さない支援を続けていきます。
みなさまのご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
| 募金受付期間 | 2026年7月28日~ |
|---|---|
※お寄せいただいた募金は、被害状況や現地のニーズに応じて支援内容を決定し、活用します。活動の状況は、ジョイセフのウェブサイトやSNS等でご報告します。