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SRHRユースアライアンス × #緊急避妊薬を薬局でプロジェクト #みんなでパブコメ キャンペーン報告書

2023.3.17

昨年末12月27日から2023年1月31日にかけて、厚生労働省は「緊急避妊薬のスイッチOTC化に係る検討会議での議論」についてのパブリックコメント(パブコメ)を募集しました。

これに合わせ、SRHRユースアライアンスは緊急避妊薬の薬局での入手を実現する市民プロジェクト(以下#緊急避妊薬を薬局でプロジェクト)と協働し、「緊急避妊薬スイッチOTC化 #みんなでパブコメ キャンペーン」と題した活動を行いました。今回はその一部をご紹介します。
 


 
1月21日には、渋谷QWSにて「#緊急避妊薬を薬局で みんなでパブコメワークショップ」を開催しました。

#緊急避妊薬を薬局でプロジェクトメンバーより、緊急避妊薬とは?パブコメとは?を分かりやすく解説していただいた後、SRHRユースアライアンスメンバーが「パブコメ、なんて書きました?」としてパブコメに書いた内容を発表しました。

小グループに分かれて緊急避妊薬に対する思いをシェアする時間では、多様なバックグラウンドを持つ参加者の方々の思いを知ることができ、様々な視点から緊急避妊薬について考えることができました。緊急避妊薬スイッチOTC化へ向けて、自分たちにできることをこれからも頑張っていこう!と改めて感じるイベントとなりました。


1月23日には、衆議院第一議員会館にて「〜締め切り1月31日! 緊急避妊薬OTC化パブリックコメント〜私たちの声を届けよう!院内勉強会」を開催しました。

参加した議員からのご挨拶、各省庁からのご報告の後、#緊急避妊薬を薬局でプロジェクト共同代表の染谷さん、遠見さん、福田さんより、これまでの経緯やそれぞれの立場からのご意見を説明いただきました。

SRHRユースアライアンスは「#みんなでパブコメ キャンペーンの成果と当事者の声」の報告や、リレートークに登壇し、自分達の思いを届けました。

私からは、特に地方に住む若者にとって緊急避妊薬の入手が難しい現状があること、薬局を含めた医療機関が連携して、緊急避妊が必要な人の選択肢を増やす視点を持ち、地域住民の健康をサポートして欲しいこと等をお話ししました。

妊娠・出産という人生の一大事を自分で決める権利が損なわれている今の状況が変わり、ニーズに応える運用になってほしいと思っています。

SNS上でも積極的に発信を行いました。フォトフレームでアイコンを囲み、#緊急避妊薬を薬局で #みんなでパブコメ の2つのハッシュタグで自分達の考えや情報を発信し、より多くの方々に情報が届くように活動しました。

周囲の人と勉強会を開催したメンバーや、インスタライブ等でパブコメを書く会を開催したメンバーもおり、皆が工夫してキャンペーン活動を盛り上げていきました。

今回のキャンペーンだけで活動を終えることなく、今後も緊急避妊薬のスイッチOTC化に関わる議論を注視し、声をあげていきたいと思います。

SRHRユースアライアンス メンバー
福士 瑠奈

Author

JOICFP
ジョイセフは、すべての人びとが、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利:SRH/R)をはじめ、自らの健康を享受し、尊厳と平等のもとに自己実現できる世界をめざします