私たちにできること

SRHRがあたりまえの世界に

聞き慣れない、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR:性と生殖に関する健康と権利)という言葉、この言葉の意味を知ることで、私たちが本来持っている能力や権利、これまで意識してこなかったジェンダー格差など、身の回りの問題に気づくことがあります。

大切な家族や友人、そして自分自身のSRHRが脅かされる場面に遭遇したとき、その身を守ることができるのは私の「知識」や「行動」です。

だから、ジョイセフは「SRHR」を、誰でも知っている言葉、皆が当然で重要だと思う概念にしていきたいのです。

世界中のすべての人が自分の「性と生殖」に関して、つまり自分の生き方を自由に選択し、自分らしく人生を生きることができるように、ジョイセフはこれからもリーディングNGOとして、SRHRの概念を広め、活動を通して推進していきます。

世界中すべての人にSRHRを届けるために

世界では、年間29万5000人の女性が妊娠・出産・中絶が原因で命を落としており、亡くなる女性の99%以上が途上国に住んでいます。妊娠・出産が原因となる死の多くは医療体制の整備だけでなく、家族計画の普及や、性教育、ジェンダーの平等など、SRHRを実現することで解決できると言われています。

妊産婦の死亡を減らすために、日本政府は政府開発援助(ODA)を行ってきました。政府だけでなく、多くの企業も、この問題を解決するために貢献しています。

国連が2015年に策定した持続可能な開発目標(SDGs)には、SRHRの課題も織り込まれましたが、問題を解決するためには、ひとりでも多くの人の協力が欠かせません。
私たちにできることは、たくさんあります。

日本のSRHRのために

世界と比較して、SRHRをめぐる日本の状況は決して良いとは言えません。日本では国に承認された避妊手段の選択肢が少なく、他の国々と比べて避妊実行率は低く留まっています。ジェンダー平等に関しては世界153カ国中121位(世界経済フォーラム発表の「2020年ジェンダーギャップ指数」による)と、リストの下から数えたほうが早いほど立ち遅れています。日本におけるSRHRの状況を改善することは、日本にいる私たちが暮らしやすくなるということでもあります。

わたしたちの身の回りの状況を少しでも改善していくために、何ができるでしょうか?いくつかのアクションをご紹介します。

今、私たちにできること


ジョイセフフレンズになる

ジョイセフフレンズは、毎月の寄付で世界の女性を支援し、ジョイセフの活動を支えるマンスリーサポーターです。一月2000円からのご支援で、女性たちを助けることができます。
1日約70円、毎月2000円の支援でできること

例えばザンビアでは、1年間で6人の女性が保健施設で助産師の立ち会いのもと、安全に出産できます。

ジョイセフフレンズになると、フレンズ向けのニュースレター、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツに関するオピニオン・ペーパー、フレンズ限定イベントの案内、メールマガジンなどが届きます。イベントやジョイセフチャリティショップでは、フレンズ限定の割引もあります。

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女性たちの置かれている環境を改善するための活動を寄付で支えませんか。

ジョイセフは1968年の創立以来、SRHRの重要性が認知される前から、ミレニアム開発目標(MDGs)や持続可能な開発目標(SDGs)のような国際的な目標が設定される前から、世界の延べ43カ国(2022年9月現在)で家族計画分野のプロジェクトを実施してきました。

これまでも、これからも、ジョイセフは皆さまの想いと共に、SRHR支援プロジェクトを展開していきます。

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世界のSRHRの現状を知る、広める

SRHRについて、知れば知るほど、世界のさまざまな問題が見えてきます。
まずは、世界のSRHRの現状について知ってください。ジョイセフお知らせメールマガジンではジョイセフの活動やSRHRについて、定期的にご紹介しています。
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世界のSRHRのために、人々が集まってアクションを起こす機会は多くありません。
ジョイセフは、SRHRのリーディングNGOならではキャンペーンを多く企画・実施しています。
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