アフリカ地域における住民参加によるHIV/エイズ啓発活動強化プロジェクト

すべてのプロジェクトザンビアHIV/エイズ思春期保健プライマリヘルスケア / 地域保健強化ヘルスプロモーション3.すべての人に健康と福祉を17.パートナーシップで目標を達成しよう

プロジェクト名 アフリカ地域におけるHIV/エイズトータルマネージメントモデル(ATOMM)のコンセプトに基づく住民参加によるHIV/エイズ啓発活動強化プロジェクト
実施国 ザンビア(UNFPAアフリカ地域プロジェクト:ガーナ・ザンビアで実施)
活動の目的 若者を対象としたHIV/エイズへの差別・偏見の低減およびHIV検査促進に向けたHIV/エイズ啓発活動強化を目指す
実施地域 ソルウェジ郡
対象人口 10-24歳の若者
スキーム等 国連人口基金(UNFPA)アフリカ地域事務所委託事業
実施期間 2005年11月-2007年12月
共同実施機関(現地) IPPFザンビア(ザンビア家族計画協会:PPAZ)
主な活動
  • HIV/エイズに対する差別や偏見を低減するための啓発活動を通して、若者を対象に自発的に受けるカウンセリングと抗体検査(VCT)を促進することを目指したコミュニケーション戦略作り及び活動の実施。
  • ガーナとザンビアにおける共通の戦略として、若者ピア・エデュケーターが中心となり感情コミュニケーション教材である紙芝居「終わらないサヨナラ」を使った対人コミュニケーションと、ラジオ放送を活用したマスコミュニケーション活動を併用し、住民の行動変容の促進を目指した。
  • 陽性者サポートネットワークを拡充し、若者ピア・エデュケーターが紙芝居やコミュニティFMラジオを通じたドラマの上演などのコミュニケーション活動を実施した。活動を通して、若者たちの間に予防行動を広げ、コンドームの使用数が1年で約倍に増加した。またVCT利用者の数は、プロジェクト開始時に比べ倍増した。
現地からの声 ザンビアのソルウェジ市のピア・エデュケーターの声

「地域に住む多くの人がHIV/エイズに関する問題に気がついていません。しかしATOMMはそうした問題を解決するための様々な戦略を実施してきました。ピア・エデュケーターとして若者たちがHIV/エイズに関する差別や偏見について理解することを手助けしています。たくさんの若者が情報を求めてやってきます。私は彼らにVCTを受けるために最寄りのヘルスセンターを紹介しています。」